データ: 2026-10-22 15:39:17

日経225オプション 状況ダイジェスト

相場の状況だけをまとめたもの。建玉・売買の候補は載せていない。

現状の解説

先物は −1,500 下げ、11月限の IV は全体に上がった一日。ただしプットの上がり方は段を踏む形で、引けにかけては日中の高値から 1pt 前後戻した。 11月限のフォワードは 64,720 → 63,186(−1,534、−2.37%)。ナイトは 64,408〜65,088 の幅で、64,919 で終えた。日中は 64,249 で始まり、09:09 の 64,846 が高値、14:48 に 62,984 の安値をつけ、63,186 で引けた(日中の幅 1,862)。

11月限の ATM は 30.62% → 33.32%、+2.71pt。 自前VI(立会時間の時計)は 34.83% → 37.50%(+2.67pt)。ATM は朝に 30.07% まで下がったあと上がり続け、14:55 に 34.11% の高値をつけた。

前日比では、コールもプットもそろって上がった。 11月限の固定行使価格・立会時間の時計で、前日比:

ファープット(P50,000〜54,000)の平均は 52.01% → 53.33%(+1.32pt)。プットとコールの差(25デルタのリスクリバーサル)は −6.47 → −7.67 と広がり、プット側が相対的に高くなった。12月限は ATM 28.97% → 30.35%(+1.38pt)と、11月限の半分ほどの上がり方だった。

日中のプットの動きは、4つの局面に分かれた。 ①朝(09時台)は、先物が下げてもプットの IV は下がった。②10時半すぎから、先物のゆっくりした下げに合わせて少しずつ上がり、12:55 に先物が 10/17 の安値の水準(63,500 前後)を割ったところで、P56,000 が前日の高値を超えた。③13:39 に高値をつけたあと、14:17 に先物が同じ安値を試したときは、プットは 1時間前より約 0.45pt 低かった。安値を割っても、すぐには上がらなかった。④14:23 に、5分で +0.7〜0.8pt と、この日いちばん大きく上がった。その後 14:55 に高値をつけ、引けにかけては先物がほぼ横ばいのまま、プットは高値から 1.0〜1.2pt 下がった。

期間構造(11月ATM − 12月ATM)は +1.65pt → +2.97pt。 11月限が大きく上がり、目先への備えが厚くなった。

VRP は 17.00pt(自前VI 37.50% − yz20 20.50%)。

前回挙げた3つの答え合わせ。 ①「先物の下げで、プットの IV が上がるか」は、上がった。 ただし下げに合わせて上がり続けたのではなく、安値を割る場面で段を踏むように上がった。②「ファープットの平均(52.04%)が下がり始めるか」は、下がらず 53.33% に上がった。 ③「ATM が 30% を割るか」は、割らなかった。 朝に 30.07% まで下がったが、そこから 34% 台まで上がった。

次に見るのは3つ。① 引けにかけて戻したプットが、翌日も下がり続けるか。 P56,000 は引けで 44.89%。前日の高値(44.23%)の上に残るかが分かれ目。② ATM が 33% 台を保つか。 この日の上がり方は 10/15(+7.8pt)以来の大きさ。③ 期間構造(+2.97pt)を 12月限が追うか。 この日の 12月限は 11月限の半分しか動かなかった。

解説: 2026-10-22 15:50 記

いまの水準

期近ATM IV(202611・残21日)
33.32%
前日比 +2.71pt
期先ATM IV
30.35%
前日比 +1.38pt
自前VI(30日換算)
37.50%
前日比 +2.67pt
ターム(期近 − 期先)
+2.97pt
バックワーデーション / 前日比 +1.32pt
VRP(自前VI − 実現ボラ)
+17.00pt
前日比 +2.49pt(IV +2.67pt / 実現ボラ +0.17pt)
実現ボラ yz20
20.50%
cc20 28.22% / 2026-10-21 まで
リスクリバーサル RR10
-17.88pt
マイナス=プットが買われている
バタフライ BF10
+5.11pt
高い=テールが厚い
日経225 11月限フォワード
63,186
前日比 -1,534 / 同限月の先物 63,188 / 現物 62,908(15:30 で終了)

スマイルカーブ(最新)

22%40%58%76%F 63,18645,00066,25087,500
202611(残21日) 202612(残49日)(左がプット・右がコール)

縦の破線が原資産(合成フォワード)の位置。 左に行くほど下方向のプット、右に行くほど上方向のコール。 左が持ち上がっているのは、下げに対する保険が買われているということ。

IVの推移(各立会日の日中セッション終わり)

23.3%28.3%33.4%38.5%10-0210-22
期近ATM 期先ATM 自前VI(30日)

デルタ別IVの時系列(期近)

22.1%31.3%40.5%49.7%10-0210-22
Δ0.50(ATM) プットΔ0.25 プットΔ0.10 コールΔ0.10

SVI曲線から目標デルタちょうどの点を補間して拾っている (上場銘柄をそのまま拾うと、原資産が動いた日に系列が段差になるため)。 Δ0.10 はテール、Δ0.50 はATM。テールとATMの開き方がスキューの動き。
IVの残存は「立会時間」で数えている。暦日で数えると、値段が動かなくても 満期が近づくだけでIVが持ち上がる(とくに金曜→月曜は暦日が3日減るので √(13/10)=1.14倍に見える)。前日比が値段の話だけになるようにしてある。

IV と 実現ボラ — 差がVRP

18.1%25.0%31.9%38.8%10-0210-22
自前VI(30日) 実現ボラ yz20 実現ボラ cc20

実現ボラは確定した引けまでなので、IVより数日遅れる。 cc(終値ベース)と yz(日中レンジも使う)が離れているときは、 日中は静かで寄りで飛んでいるということ。

期間構造の推移

-0.8%0.5%1.9%3.2%10-0210-22
期近 − 期先

プラス=期近が高い(バックワーデーション)=目先のイベントを織り込んでいる。 マイナスに転じたら、それを織り込み終わった合図。

スキューの推移

-19.3%-10.7%-2.1%6.5%10-0210-22
RR10 BF10

日次(引け)

日付時刻日経平均期近ATM期先ATM タームRR10BF10自前VI
2026-10-2215:3962,90833.32%30.35%+2.97pt-17.88pt+5.11pt37.50%
2026-10-2115:3464,62130.62%28.97%+1.65pt-15.01pt+4.34pt34.83%
2026-10-2015:3464,07531.37%29.23%+2.14pt-16.05pt+4.66pt35.76%
2026-10-1915:3764,91729.70%28.25%+1.45pt-13.93pt+4.16pt33.99%
2026-10-1615:3865,32428.67%27.73%+0.94pt-12.74pt+3.89pt32.97%
2026-10-1515:3564,42632.37%29.35%+3.02pt-16.44pt+4.55pt37.65%
2026-10-1415:3867,74424.60%24.92%-0.31pt-8.10pt+2.64pt27.67%
2026-10-1315:3467,77826.02%25.67%+0.35pt-9.47pt+2.84pt29.19%
2026-10-1215:3869,03124.08%24.71%-0.63pt-7.07pt+2.15pt26.37%
2026-10-0915:3869,03124.44%24.96%-0.52pt-6.85pt+2.31pt26.92%
2026-10-0815:3969,04225.98%25.97%+0.01pt-7.75pt+2.45pt28.56%
2026-10-0715:3570,03628.61%25.59%+3.02pt-1.28pt+2.75pt28.35%
2026-10-0615:3870,68426.20%25.93%+0.28pt+0.87pt+1.75pt28.36%
2026-10-0515:3469,94727.66%26.19%+1.47pt-2.90pt+1.69pt28.77%
2026-10-0215:3668,30927.12%25.45%+1.67pt-3.66pt+1.76pt28.02%