日経225オプション 状況ダイジェスト
相場の状況だけをまとめたもの。建玉・売買の候補は載せていない。
現状の解説
先物は −1,500 下げ、11月限の IV は全体に上がった一日。ただしプットの上がり方は段を踏む形で、引けにかけては日中の高値から 1pt 前後戻した。 11月限のフォワードは 64,720 → 63,186(−1,534、−2.37%)。ナイトは 64,408〜65,088 の幅で、64,919 で終えた。日中は 64,249 で始まり、09:09 の 64,846 が高値、14:48 に 62,984 の安値をつけ、63,186 で引けた(日中の幅 1,862)。
11月限の ATM は 30.62% → 33.32%、+2.71pt。 自前VI(立会時間の時計)は 34.83% → 37.50%(+2.67pt)。ATM は朝に 30.07% まで下がったあと上がり続け、14:55 に 34.11% の高値をつけた。
前日比では、コールもプットもそろって上がった。 11月限の固定行使価格・立会時間の時計で、前日比:
- C68,000 +1.47 / C70,000 +1.83 / C72,000 +1.93 / C74,000 +1.98 / C75,000 +2.07
- P63,000 +1.00 / P62,000 +1.04 / P60,000 +1.28 / P58,000 +1.25 / P56,000 +1.14 / P48,000 +2.00
ファープット(P50,000〜54,000)の平均は 52.01% → 53.33%(+1.32pt)。プットとコールの差(25デルタのリスクリバーサル)は −6.47 → −7.67 と広がり、プット側が相対的に高くなった。12月限は ATM 28.97% → 30.35%(+1.38pt)と、11月限の半分ほどの上がり方だった。
日中のプットの動きは、4つの局面に分かれた。 ①朝(09時台)は、先物が下げてもプットの IV は下がった。②10時半すぎから、先物のゆっくりした下げに合わせて少しずつ上がり、12:55 に先物が 10/17 の安値の水準(63,500 前後)を割ったところで、P56,000 が前日の高値を超えた。③13:39 に高値をつけたあと、14:17 に先物が同じ安値を試したときは、プットは 1時間前より約 0.45pt 低かった。安値を割っても、すぐには上がらなかった。④14:23 に、5分で +0.7〜0.8pt と、この日いちばん大きく上がった。その後 14:55 に高値をつけ、引けにかけては先物がほぼ横ばいのまま、プットは高値から 1.0〜1.2pt 下がった。
期間構造(11月ATM − 12月ATM)は +1.65pt → +2.97pt。 11月限が大きく上がり、目先への備えが厚くなった。
VRP は 17.00pt(自前VI 37.50% − yz20 20.50%)。
前回挙げた3つの答え合わせ。 ①「先物の下げで、プットの IV が上がるか」は、上がった。 ただし下げに合わせて上がり続けたのではなく、安値を割る場面で段を踏むように上がった。②「ファープットの平均(52.04%)が下がり始めるか」は、下がらず 53.33% に上がった。 ③「ATM が 30% を割るか」は、割らなかった。 朝に 30.07% まで下がったが、そこから 34% 台まで上がった。
次に見るのは3つ。① 引けにかけて戻したプットが、翌日も下がり続けるか。 P56,000 は引けで 44.89%。前日の高値(44.23%)の上に残るかが分かれ目。② ATM が 33% 台を保つか。 この日の上がり方は 10/15(+7.8pt)以来の大きさ。③ 期間構造(+2.97pt)を 12月限が追うか。 この日の 12月限は 11月限の半分しか動かなかった。
いまの水準
スマイルカーブ(最新)
縦の破線が原資産(合成フォワード)の位置。 左に行くほど下方向のプット、右に行くほど上方向のコール。 左が持ち上がっているのは、下げに対する保険が買われているということ。
IVの推移(各立会日の日中セッション終わり)
デルタ別IVの時系列(期近)
SVI曲線から目標デルタちょうどの点を補間して拾っている
(上場銘柄をそのまま拾うと、原資産が動いた日に系列が段差になるため)。
Δ0.10 はテール、Δ0.50 はATM。テールとATMの開き方がスキューの動き。
IVの残存は「立会時間」で数えている。暦日で数えると、値段が動かなくても
満期が近づくだけでIVが持ち上がる(とくに金曜→月曜は暦日が3日減るので
√(13/10)=1.14倍に見える)。前日比が値段の話だけになるようにしてある。
IV と 実現ボラ — 差がVRP
実現ボラは確定した引けまでなので、IVより数日遅れる。 cc(終値ベース)と yz(日中レンジも使う)が離れているときは、 日中は静かで寄りで飛んでいるということ。
期間構造の推移
プラス=期近が高い(バックワーデーション)=目先のイベントを織り込んでいる。 マイナスに転じたら、それを織り込み終わった合図。
スキューの推移
日次(引け)
| 日付 | 時刻 | 日経平均 | 期近ATM | 期先ATM | ターム | RR10 | BF10 | 自前VI |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 2026-10-22 | 15:39 | 62,908 | 33.32% | 30.35% | +2.97pt | -17.88pt | +5.11pt | 37.50% |
| 2026-10-21 | 15:34 | 64,621 | 30.62% | 28.97% | +1.65pt | -15.01pt | +4.34pt | 34.83% |
| 2026-10-20 | 15:34 | 64,075 | 31.37% | 29.23% | +2.14pt | -16.05pt | +4.66pt | 35.76% |
| 2026-10-19 | 15:37 | 64,917 | 29.70% | 28.25% | +1.45pt | -13.93pt | +4.16pt | 33.99% |
| 2026-10-16 | 15:38 | 65,324 | 28.67% | 27.73% | +0.94pt | -12.74pt | +3.89pt | 32.97% |
| 2026-10-15 | 15:35 | 64,426 | 32.37% | 29.35% | +3.02pt | -16.44pt | +4.55pt | 37.65% |
| 2026-10-14 | 15:38 | 67,744 | 24.60% | 24.92% | -0.31pt | -8.10pt | +2.64pt | 27.67% |
| 2026-10-13 | 15:34 | 67,778 | 26.02% | 25.67% | +0.35pt | -9.47pt | +2.84pt | 29.19% |
| 2026-10-12 | 15:38 | 69,031 | 24.08% | 24.71% | -0.63pt | -7.07pt | +2.15pt | 26.37% |
| 2026-10-09 | 15:38 | 69,031 | 24.44% | 24.96% | -0.52pt | -6.85pt | +2.31pt | 26.92% |
| 2026-10-08 | 15:39 | 69,042 | 25.98% | 25.97% | +0.01pt | -7.75pt | +2.45pt | 28.56% |
| 2026-10-07 | 15:35 | 70,036 | 28.61% | 25.59% | +3.02pt | -1.28pt | +2.75pt | 28.35% |
| 2026-10-06 | 15:38 | 70,684 | 26.20% | 25.93% | +0.28pt | +0.87pt | +1.75pt | 28.36% |
| 2026-10-05 | 15:34 | 69,947 | 27.66% | 26.19% | +1.47pt | -2.90pt | +1.69pt | 28.77% |
| 2026-10-02 | 15:36 | 68,309 | 27.12% | 25.45% | +1.67pt | -3.66pt | +1.76pt | 28.02% |