データ: 2026-10-21 15:34:01

日経225オプション 状況ダイジェスト

相場の状況だけをまとめたもの。建玉・売買の候補は載せていない。

現状の解説

先物は上げ、11月限の IV は ATM とコール側が下がった一方、遠いプットだけは上がった一日。午後は、先物が下げてもプットが上がらなくなった。 11月限のフォワードは 64,171 → 64,720(+549、+0.86%)。⚠ この日は 02:00 ごろから 11:35 まで通信障害でデータが取れていない。ナイトは 01:57 の 64,913 まで、日中は 11:35 からの分しか無い。日中(11:35 以降)は 12:08 の 65,105 が高値で、13:54 に 64,635 の安値をつけ、64,720 で引けた。

11月限の ATM は 31.37% → 30.62%、−0.75pt。 自前VI(立会時間の時計)は 35.76% → 34.83%(−0.93pt)。ATM は 11:35 から引けまで 30.2〜30.7% の狭い幅にとどまった。

前日比では、コール側と ATM 付近のプットが下がり、遠いプットは上がった。 11月限の固定行使価格・立会時間の時計で、前日比:

ファープット(P50,000〜54,000)の平均は 51.40% → 52.04%(+0.64pt)。先物が上がった日に、遠いプットほど上がり、コールは下がった。プットとコールの差(25デルタのリスクリバーサル)は −7.05 → −6.47 と、わずかに縮んだ。12月限はほとんど動かず、ATM は 29.23% → 28.97%(−0.26pt)だった。

日中は、先物の下げに対するプットの反応が途中で変わった。 12:28(1本で −121)と 13:01(−99)の下げでは、P56,000・P57,000 の IV がそれぞれ +0.1〜+0.2pt 上がり、日中の高値を更新した。ところが 13:30 以降は、先物が下げても上がらなくなった。13:54 には先物がこの日の安値をつけるなかで、P56,000 は 44.19% → 43.65% と日中の安値まで下がった。14:54・15:20 の下げでも、プットは横ばいか下がった。過去11立会日は、13:35 から引けにかけてプットの IV が毎日上がっていた(+0.1〜+1.8pt)が、この日は引け前の1本で ATM が +0.3pt 戻した程度だった。

期間構造(11月ATM − 12月ATM)は +2.14pt → +1.65pt。 11月限の下がり方が大きく、目先への備えはやや減った。

VRP は 14.50pt(自前VI 34.83% − yz20 20.33%)。

前回挙げた3つの答え合わせ。 ①「ATM が 10/15 の引け(32.37%)を超えるか」は、超えなかった。 30.62% で、前日より下がった。②「プットが先物の下げについていくか」は、昼までは小さくついていき、13:30 以降はついていかなくなった。 前日とは逆に、午後は先物が止まっているときにもプットが下がった。③「期間構造(+2.14pt)がさらに広がるか」は、+1.65pt に縮んだ。 12月限はついてこなかった。

次に見るのは3つ。① 先物の下げで、プットの IV が上がるか。 この日の午後は、下げてもプットが上がらなかった。続けば、ここ2週間の「下げるとプットが上がる」形が終わりに近いことになる。② ファープットの平均(52.04%)が下がり始めるか。 この日は ATM とコールが下がるなかで、遠いプットだけが上がった。③ ATM が 30% を割るか。 この日は 30.2〜30.7% から出なかった。

解説: 2026-10-21 15:44 記

いまの水準

期近ATM IV(202611・残22日)
30.62%
前日比 -0.75pt
期先ATM IV
28.97%
前日比 -0.26pt
自前VI(30日換算)
34.83%
前日比 -0.93pt
ターム(期近 − 期先)
+1.65pt
バックワーデーション / 前日比 -0.49pt
VRP(自前VI − 実現ボラ)
+14.50pt
前日比 -0.97pt(IV -0.93pt / 実現ボラ +0.04pt)
実現ボラ yz20
20.33%
cc20 28.05% / 2026-10-20 まで
リスクリバーサル RR10
-15.01pt
マイナス=プットが買われている
バタフライ BF10
+4.34pt
高い=テールが厚い
日経225 11月限フォワード
64,720
前日比 +549 / 同限月の先物 64,720 / 現物 64,621(15:30 で終了)

スマイルカーブ(最新)

22%39%56%74%F 64,72045,00066,25087,500
202611(残22日) 202612(残50日)(左がプット・右がコール)

縦の破線が原資産(合成フォワード)の位置。 左に行くほど下方向のプット、右に行くほど上方向のコール。 左が持ち上がっているのは、下げに対する保険が買われているということ。

IVの推移(各立会日の日中セッション終わり)

23.3%28.3%33.4%38.5%10-0110-21
期近ATM 期先ATM 自前VI(30日)

デルタ別IVの時系列(期近)

22.2%30.6%38.9%47.3%10-0110-21
Δ0.50(ATM) プットΔ0.25 プットΔ0.10 コールΔ0.10

SVI曲線から目標デルタちょうどの点を補間して拾っている (上場銘柄をそのまま拾うと、原資産が動いた日に系列が段差になるため)。 Δ0.10 はテール、Δ0.50 はATM。テールとATMの開き方がスキューの動き。
IVの残存は「立会時間」で数えている。暦日で数えると、値段が動かなくても 満期が近づくだけでIVが持ち上がる(とくに金曜→月曜は暦日が3日減るので √(13/10)=1.14倍に見える)。前日比が値段の話だけになるようにしてある。

IV と 実現ボラ — 差がVRP

18.1%25.0%31.9%38.8%10-0110-21
自前VI(30日) 実現ボラ yz20 実現ボラ cc20

実現ボラは確定した引けまでなので、IVより数日遅れる。 cc(終値ベース)と yz(日中レンジも使う)が離れているときは、 日中は静かで寄りで飛んでいるということ。

期間構造の推移

-0.8%0.5%1.9%3.2%10-0110-21
期近 − 期先

プラス=期近が高い(バックワーデーション)=目先のイベントを織り込んでいる。 マイナスに転じたら、それを織り込み終わった合図。

スキューの推移

-17.7%-9.8%-1.9%5.9%10-0110-21
RR10 BF10

日次(引け)

日付時刻日経平均期近ATM期先ATM タームRR10BF10自前VI
2026-10-2115:3464,62130.62%28.97%+1.65pt-15.01pt+4.34pt34.83%
2026-10-2015:3464,07531.37%29.23%+2.14pt-16.05pt+4.66pt35.76%
2026-10-1915:3764,91729.70%28.25%+1.45pt-13.93pt+4.16pt33.99%
2026-10-1615:3865,32428.67%27.73%+0.94pt-12.74pt+3.89pt32.97%
2026-10-1515:3564,42632.37%29.35%+3.02pt-16.44pt+4.55pt37.65%
2026-10-1415:3867,74424.60%24.92%-0.31pt-8.10pt+2.64pt27.67%
2026-10-1315:3467,77826.02%25.67%+0.35pt-9.47pt+2.84pt29.19%
2026-10-1215:3869,03124.08%24.71%-0.63pt-7.07pt+2.15pt26.37%
2026-10-0915:3869,03124.44%24.96%-0.52pt-6.85pt+2.31pt26.92%
2026-10-0815:3969,04225.98%25.97%+0.01pt-7.75pt+2.45pt28.56%
2026-10-0715:3570,03628.61%25.59%+3.02pt-1.28pt+2.75pt28.35%
2026-10-0615:3870,68426.20%25.93%+0.28pt+0.87pt+1.75pt28.36%
2026-10-0515:3469,94727.66%26.19%+1.47pt-2.90pt+1.69pt28.77%
2026-10-0215:3668,30927.12%25.45%+1.67pt-3.66pt+1.76pt28.02%
2026-10-0115:3468,95726.15%24.83%+1.31pt-3.56pt+1.28pt27.23%