日経225オプション 状況ダイジェスト
相場の状況だけをまとめたもの。建玉・売買の候補は載せていない。
現状の解説
先物は上げ、11月限の IV は ATM とコール側が下がった一方、遠いプットだけは上がった一日。午後は、先物が下げてもプットが上がらなくなった。 11月限のフォワードは 64,171 → 64,720(+549、+0.86%)。⚠ この日は 02:00 ごろから 11:35 まで通信障害でデータが取れていない。ナイトは 01:57 の 64,913 まで、日中は 11:35 からの分しか無い。日中(11:35 以降)は 12:08 の 65,105 が高値で、13:54 に 64,635 の安値をつけ、64,720 で引けた。
11月限の ATM は 31.37% → 30.62%、−0.75pt。 自前VI(立会時間の時計)は 35.76% → 34.83%(−0.93pt)。ATM は 11:35 から引けまで 30.2〜30.7% の狭い幅にとどまった。
前日比では、コール側と ATM 付近のプットが下がり、遠いプットは上がった。 11月限の固定行使価格・立会時間の時計で、前日比:
- C68,000 −0.35 / C70,000 −0.59 / C72,000 −0.73 / C74,000 −0.71 / C75,000 −0.51
- P64,000 −0.05 / P62,000 −0.12 / P60,000 −0.17 / P58,000 −0.02 / P56,000 +0.37 / P48,000 +0.85
ファープット(P50,000〜54,000)の平均は 51.40% → 52.04%(+0.64pt)。先物が上がった日に、遠いプットほど上がり、コールは下がった。プットとコールの差(25デルタのリスクリバーサル)は −7.05 → −6.47 と、わずかに縮んだ。12月限はほとんど動かず、ATM は 29.23% → 28.97%(−0.26pt)だった。
日中は、先物の下げに対するプットの反応が途中で変わった。 12:28(1本で −121)と 13:01(−99)の下げでは、P56,000・P57,000 の IV がそれぞれ +0.1〜+0.2pt 上がり、日中の高値を更新した。ところが 13:30 以降は、先物が下げても上がらなくなった。13:54 には先物がこの日の安値をつけるなかで、P56,000 は 44.19% → 43.65% と日中の安値まで下がった。14:54・15:20 の下げでも、プットは横ばいか下がった。過去11立会日は、13:35 から引けにかけてプットの IV が毎日上がっていた(+0.1〜+1.8pt)が、この日は引け前の1本で ATM が +0.3pt 戻した程度だった。
期間構造(11月ATM − 12月ATM)は +2.14pt → +1.65pt。 11月限の下がり方が大きく、目先への備えはやや減った。
VRP は 14.50pt(自前VI 34.83% − yz20 20.33%)。
前回挙げた3つの答え合わせ。 ①「ATM が 10/15 の引け(32.37%)を超えるか」は、超えなかった。 30.62% で、前日より下がった。②「プットが先物の下げについていくか」は、昼までは小さくついていき、13:30 以降はついていかなくなった。 前日とは逆に、午後は先物が止まっているときにもプットが下がった。③「期間構造(+2.14pt)がさらに広がるか」は、+1.65pt に縮んだ。 12月限はついてこなかった。
次に見るのは3つ。① 先物の下げで、プットの IV が上がるか。 この日の午後は、下げてもプットが上がらなかった。続けば、ここ2週間の「下げるとプットが上がる」形が終わりに近いことになる。② ファープットの平均(52.04%)が下がり始めるか。 この日は ATM とコールが下がるなかで、遠いプットだけが上がった。③ ATM が 30% を割るか。 この日は 30.2〜30.7% から出なかった。
いまの水準
スマイルカーブ(最新)
縦の破線が原資産(合成フォワード)の位置。 左に行くほど下方向のプット、右に行くほど上方向のコール。 左が持ち上がっているのは、下げに対する保険が買われているということ。
IVの推移(各立会日の日中セッション終わり)
デルタ別IVの時系列(期近)
SVI曲線から目標デルタちょうどの点を補間して拾っている
(上場銘柄をそのまま拾うと、原資産が動いた日に系列が段差になるため)。
Δ0.10 はテール、Δ0.50 はATM。テールとATMの開き方がスキューの動き。
IVの残存は「立会時間」で数えている。暦日で数えると、値段が動かなくても
満期が近づくだけでIVが持ち上がる(とくに金曜→月曜は暦日が3日減るので
√(13/10)=1.14倍に見える)。前日比が値段の話だけになるようにしてある。
IV と 実現ボラ — 差がVRP
実現ボラは確定した引けまでなので、IVより数日遅れる。 cc(終値ベース)と yz(日中レンジも使う)が離れているときは、 日中は静かで寄りで飛んでいるということ。
期間構造の推移
プラス=期近が高い(バックワーデーション)=目先のイベントを織り込んでいる。 マイナスに転じたら、それを織り込み終わった合図。
スキューの推移
日次(引け)
| 日付 | 時刻 | 日経平均 | 期近ATM | 期先ATM | ターム | RR10 | BF10 | 自前VI |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 2026-10-21 | 15:34 | 64,621 | 30.62% | 28.97% | +1.65pt | -15.01pt | +4.34pt | 34.83% |
| 2026-10-20 | 15:34 | 64,075 | 31.37% | 29.23% | +2.14pt | -16.05pt | +4.66pt | 35.76% |
| 2026-10-19 | 15:37 | 64,917 | 29.70% | 28.25% | +1.45pt | -13.93pt | +4.16pt | 33.99% |
| 2026-10-16 | 15:38 | 65,324 | 28.67% | 27.73% | +0.94pt | -12.74pt | +3.89pt | 32.97% |
| 2026-10-15 | 15:35 | 64,426 | 32.37% | 29.35% | +3.02pt | -16.44pt | +4.55pt | 37.65% |
| 2026-10-14 | 15:38 | 67,744 | 24.60% | 24.92% | -0.31pt | -8.10pt | +2.64pt | 27.67% |
| 2026-10-13 | 15:34 | 67,778 | 26.02% | 25.67% | +0.35pt | -9.47pt | +2.84pt | 29.19% |
| 2026-10-12 | 15:38 | 69,031 | 24.08% | 24.71% | -0.63pt | -7.07pt | +2.15pt | 26.37% |
| 2026-10-09 | 15:38 | 69,031 | 24.44% | 24.96% | -0.52pt | -6.85pt | +2.31pt | 26.92% |
| 2026-10-08 | 15:39 | 69,042 | 25.98% | 25.97% | +0.01pt | -7.75pt | +2.45pt | 28.56% |
| 2026-10-07 | 15:35 | 70,036 | 28.61% | 25.59% | +3.02pt | -1.28pt | +2.75pt | 28.35% |
| 2026-10-06 | 15:38 | 70,684 | 26.20% | 25.93% | +0.28pt | +0.87pt | +1.75pt | 28.36% |
| 2026-10-05 | 15:34 | 69,947 | 27.66% | 26.19% | +1.47pt | -2.90pt | +1.69pt | 28.77% |
| 2026-10-02 | 15:36 | 68,309 | 27.12% | 25.45% | +1.67pt | -3.66pt | +1.76pt | 28.02% |
| 2026-10-01 | 15:34 | 68,957 | 26.15% | 24.83% | +1.31pt | -3.56pt | +1.28pt | 27.23% |