データ: 2026-10-20 15:34:53

日経225オプション 状況ダイジェスト

相場の状況だけをまとめたもの。建玉・売買の候補は載せていない。

現状の解説

先物は下げ、11月限の IV はプットを中心に、どの行使価格でも上がった一日。下げで、プットとコールの両方が上がった。 11月限のフォワードは 64,913 → 64,171(−742、−1.14%)。ナイトは 00:42 に 65,146 の高値をつけたあと、02:53 に 64,570 まで下げた。日中は寄りの 64,766 が高値で、15:03 に 63,873 の安値をつけ、引けにかけて 64,171 まで戻した。

11月限の ATM は 29.70% → 31.37%、+1.67pt。 自前VI(立会時間の時計)は 33.99% → 35.76%(+1.77pt)。10/15 の引け(ATM 32.37%)にあと 1pt のところまで戻っている。

日中のプットは、先物の下げに1本ずつついていくのではなく、まとまって上がり、また戻すことを繰り返した。 9:41 に、先物がほぼ動かないなかで、プットがファーから ATM の近くまでそろって上がった。P58,000 は 10:19 に 40.09% をつけた。そのあと先物が 64,600 前後まで戻すと、プットは下がり、13:41 には 38.61% と前日の引けを割った。ところが 14時台から再び上がり、15:03 に先物がこの日の安値をつけたところで、プットもコールも上がって 40.23% になった。引けにかけて先物が 300 戻しても、プットは下がらなかった。ファープット(P50,000〜54,000)の平均は 49.88% → 51.37%、ファーコール(C71,000〜75,000)の平均は 26.73% → 27.72% だった。

前日比では、どの行使価格も上がった。上がり方は、遠いプットほど大きかった。 11月限の固定行使価格・立会時間の時計で、前日比:

期間構造(11月ATM − 12月ATM)は +1.45pt → +2.14pt。 12月限の ATM は 28.25% → 29.23%(+0.98pt)。11月限の上がり方が大きく、目先への備えが再び厚くなった。

VRP は 15.48pt(自前VI 35.76% − yz20 20.28%)。実現ボラは前日(10/19)までの値で、19.83% → 20.28% に上がった。IV の上がり方のほうが大きく、差は 14.16pt から広がった。

前回(10/16)挙げた3つの答え合わせ(2立会日分)。 ①「ATM の IV が 28% 台を割るか」は、割らずに上がった。 28.67% → 29.70% → 31.37%。②「午後のプット側の上昇が、週明けも続くか」は、続いた。 ファープットの平均は 49.24% → 49.88% → 51.37%。③「期間構造がマイナスに戻るか」は、戻らずに広がった。 +0.94pt → +1.45pt → +2.14pt。

次に見るのは3つ。① ATM が 10/15 の引け(32.37%)を超えるか。 超えれば、前週の急落の日の水準を上回る。② プットが先物の下げについていくか。 この日は、先物がいちばん速く下げた 9:22(1本で −350)でプットはほとんど動かず、上がったのは先物が止まっているときだった。下げについて上がる形に変わるかを見る。③ 期間構造(+2.14pt)がさらに広がるか。 12月限もついてくるか、11月限だけかを見る。

解説: 2026-10-20 15:59 記

いまの水準

期近ATM IV(202611・残23日)
31.37%
前日比 +1.67pt
期先ATM IV
29.23%
前日比 +0.98pt
自前VI(30日換算)
35.76%
前日比 +1.77pt
ターム(期近 − 期先)
+2.14pt
バックワーデーション / 前日比 +0.69pt
VRP(自前VI − 実現ボラ)
+15.48pt
前日比 +1.32pt(IV +1.77pt / 実現ボラ +0.45pt)
実現ボラ yz20
20.28%
cc20 27.78% / 2026-10-19 まで
リスクリバーサル RR10
-16.05pt
マイナス=プットが買われている
バタフライ BF10
+4.66pt
高い=テールが厚い
日経225 11月限フォワード
64,171
前日比 -742 / 同限月の先物 64,170 / 現物 64,075(15:30 で終了)

スマイルカーブ(最新)

22%39%56%73%F 64,17145,00066,25087,500
202611(残23日) 202612(残51日)(左がプット・右がコール)

縦の破線が原資産(合成フォワード)の位置。 左に行くほど下方向のプット、右に行くほど上方向のコール。 左が持ち上がっているのは、下げに対する保険が買われているということ。

IVの推移(各立会日の日中セッション終わり)

22.9%28.1%33.3%38.5%09-3010-20
期近ATM 期先ATM 自前VI(30日)

デルタ別IVの時系列(期近)

22.2%30.6%38.9%47.3%09-3010-20
Δ0.50(ATM) プットΔ0.25 プットΔ0.10 コールΔ0.10

SVI曲線から目標デルタちょうどの点を補間して拾っている (上場銘柄をそのまま拾うと、原資産が動いた日に系列が段差になるため)。 Δ0.10 はテール、Δ0.50 はATM。テールとATMの開き方がスキューの動き。
IVの残存は「立会時間」で数えている。暦日で数えると、値段が動かなくても 満期が近づくだけでIVが持ち上がる(とくに金曜→月曜は暦日が3日減るので √(13/10)=1.14倍に見える)。前日比が値段の話だけになるようにしてある。

IV と 実現ボラ — 差がVRP

18.1%25.0%31.9%38.8%09-3010-20
自前VI(30日) 実現ボラ yz20 実現ボラ cc20

実現ボラは確定した引けまでなので、IVより数日遅れる。 cc(終値ベース)と yz(日中レンジも使う)が離れているときは、 日中は静かで寄りで飛んでいるということ。

期間構造の推移

-0.8%0.5%1.9%3.2%09-3010-20
期近 − 期先

プラス=期近が高い(バックワーデーション)=目先のイベントを織り込んでいる。 マイナスに転じたら、それを織り込み終わった合図。

スキューの推移

-17.7%-9.8%-1.9%5.9%09-3010-20
RR10 BF10

日次(引け)

日付時刻日経平均期近ATM期先ATM タームRR10BF10自前VI
2026-10-2015:3464,07531.37%29.23%+2.14pt-16.05pt+4.66pt35.76%
2026-10-1915:3764,91729.70%28.25%+1.45pt-13.93pt+4.16pt33.99%
2026-10-1615:3865,32428.67%27.73%+0.94pt-12.74pt+3.89pt32.97%
2026-10-1515:3564,42632.37%29.35%+3.02pt-16.44pt+4.55pt37.65%
2026-10-1415:3867,74424.60%24.92%-0.31pt-8.10pt+2.64pt27.67%
2026-10-1315:3467,77826.02%25.67%+0.35pt-9.47pt+2.84pt29.19%
2026-10-1215:3869,03124.08%24.71%-0.63pt-7.07pt+2.15pt26.37%
2026-10-0915:3869,03124.44%24.96%-0.52pt-6.85pt+2.31pt26.92%
2026-10-0815:3969,04225.98%25.97%+0.01pt-7.75pt+2.45pt28.56%
2026-10-0715:3570,03628.61%25.59%+3.02pt-1.28pt+2.75pt28.35%
2026-10-0615:3870,68426.20%25.93%+0.28pt+0.87pt+1.75pt28.36%
2026-10-0515:3469,94727.66%26.19%+1.47pt-2.90pt+1.69pt28.77%
2026-10-0215:3668,30927.12%25.45%+1.67pt-3.66pt+1.76pt28.02%
2026-10-0115:3468,95726.15%24.83%+1.31pt-3.56pt+1.28pt27.23%
2026-09-3015:3666,75423.78%24.04%-0.27pt-3.47pt+1.51pt26.43%