データ: 2026-10-14 15:38:36

日経225オプション 状況ダイジェスト

相場の状況だけをまとめたもの。建玉・売買の候補は載せていない。

現状の解説

先物はほぼ変わらず、11月限の IV はプットもコールもそろって下がった一日。 11月限のフォワードは 67,865 → 67,977(+112、+0.17%)。ナイトは 22:16 の 67,804 が安値、04:32 の 68,107 が高値で、値幅は 303ポイントと小さかった。日中は 13:32 に 68,393 の高値をつけたあと、15:00 前後に 300ポイント近く下げ、15:12 の 67,871 が安値。67,977 で引けた(日中の値幅 522ポイント)。

11月限の ATM は 26.02% → 24.60%、−1.42pt。 自前VI(立会時間の時計)は 29.19% → 27.67%。前日に上がった分の大半を1日で戻した。P60,000〜66,000 のプットの IV の平均は、前日の引けの 29.97% からナイトで 29.13% まで下がり、日中は寄りの 28.85% から先物の上げとともに下がって、12:15 に 27.65% とこの日の安値をつけた。コールの IV の平均(C71,000〜75,000)も 11:16 に 22.39% まで下がった。

午後は、先物がほとんど動かないまま両側の IV が上がった。 12:20 ごろから 14:40 ごろにかけて、先物は 150ポイントほどしか動いていないのに、プットの IV の平均は 27.65% から 28.5% 前後へ、コールの IV の平均は 23.2% 前後へ上がった。15:00 前後の 300ポイント近い下げには、両側とも 0.1〜0.2pt しか反応しなかった。引けはプット 28.44%、コール 23.24%。今夜 21:30 に米国の 9月の CPI(消費者物価指数)、明日 21:30 に PPI と小売売上高の発表があり、その前の備えとみられる。

前日比では、プットの下がり方が大きかった。 11月限の固定行使価格・立会時間の時計で、前日比:

ATM に近いプットほど大きく下がり、遠いプットほど下がり方が小さい。12月限も下がったが幅は小さく、プットで −0.5〜0.9pt、コールで −0.6〜0.7pt だった。

期間構造(11月ATM − 12月ATM)は +0.35pt → −0.31pt。 12月限の ATM は 25.67% → 24.92%(−0.75pt)。11月限の下がり方が大きく、前日のプラスからマイナスに戻った。

VRP は 8.50pt(自前VI 27.67% − yz20 19.16%)。実現ボラは前日と同じ確定値を使っていて、13日の下げはまだ入っていない。

前回挙げた3つの答え合わせ。 ①「プットの IV が 10:57 の高値(平均 31.25%)を超えて上がり直すか」は、超えなかった。 この日の高値はナイトの寄りの 29.97% だった。②「先物が戻ったとき、プットの IV が下がるか」は、下がった。 先物が 68,393 まで戻るあいだに、平均は 27.65% まで下がった。③「期間構造のプラスが続くか」は、続かなかった(−0.31pt)。

次に見るのは3つ。① 今夜の CPI のあと、午後に上がった分(プット平均 27.65% → 28.44%)が下がるか。 下がれば、発表前の備えが外れたことになる。② 発表で先物が大きく動いたとき、動いた側の IV がついてくるか。 13日は下げとともにプットもコールも上がった。③ 期間構造のマイナスが広がるか。 11月限が 12月限より低い状態が広がれば、目先への備えが薄れていることになる。

解説: 2026-10-14 15:43 記

いまの水準

期近ATM IV(202611・残29日)
24.60%
前日比 -1.42pt
期先ATM IV
24.92%
前日比 -0.76pt
自前VI(30日換算)
27.67%
前日比 -1.52pt
ターム(期近 − 期先)
-0.31pt
コンタンゴ / 前日比 -0.66pt
VRP(自前VI − 実現ボラ)
+7.85pt
前日比 -2.18pt(IV -1.52pt / 実現ボラ +0.66pt)
実現ボラ yz20
19.82%
cc20 21.94% / 2026-10-13 まで
リスクリバーサル RR10
-8.10pt
マイナス=プットが買われている
バタフライ BF10
+2.64pt
高い=テールが厚い
日経225 11月限フォワード
67,977
前日比 +112 / 同限月の先物 68,022 / 現物 67,744(15:30 で終了)

スマイルカーブ(最新)

21%32%43%54%F 67,97750,00067,50085,000
202611(残29日) 202612(残57日)(左がプット・右がコール)

縦の破線が原資産(合成フォワード)の位置。 左に行くほど下方向のプット、右に行くほど上方向のコール。 左が持ち上がっているのは、下げに対する保険が買われているということ。

IVの推移(各立会日の日中セッション終わり)

23.5%25.5%27.5%29.5%09-2410-14
期近ATM 期先ATM 自前VI(30日)

デルタ別IVの時系列(期近)

22.6%28.3%34.0%39.7%09-2410-14
Δ0.50(ATM) プットΔ0.25 プットΔ0.10 コールΔ0.10

SVI曲線から目標デルタちょうどの点を補間して拾っている (上場銘柄をそのまま拾うと、原資産が動いた日に系列が段差になるため)。 Δ0.10 はテール、Δ0.50 はATM。テールとATMの開き方がスキューの動き。
IVの残存は「立会時間」で数えている。暦日で数えると、値段が動かなくても 満期が近づくだけでIVが持ち上がる(とくに金曜→月曜は暦日が3日減るので √(13/10)=1.14倍に見える)。前日比が値段の話だけになるようにしてある。

IV と 実現ボラ — 差がVRP

17.3%21.5%25.7%29.9%09-2410-14
自前VI(30日) 実現ボラ yz20 実現ボラ cc20

実現ボラは確定した引けまでなので、IVより数日遅れる。 cc(終値ベース)と yz(日中レンジも使う)が離れているときは、 日中は静かで寄りで飛んでいるということ。

期間構造の推移

-0.8%0.5%1.9%3.2%09-2410-14
期近 − 期先

プラス=期近が高い(バックワーデーション)=目先のイベントを織り込んでいる。 マイナスに転じたら、それを織り込み終わった合図。

スキューの推移

-10.2%-5.6%-1.0%3.6%09-2410-14
RR10 BF10

日次(引け)

日付時刻日経平均期近ATM期先ATM タームRR10BF10自前VI
2026-10-1415:3867,74424.60%24.92%-0.31pt-8.10pt+2.64pt27.67%
2026-10-1315:3467,77826.02%25.67%+0.35pt-9.47pt+2.84pt29.19%
2026-10-1215:3869,03124.08%24.71%-0.63pt-7.07pt+2.15pt26.37%
2026-10-0915:3869,03124.44%24.96%-0.52pt-6.85pt+2.31pt26.92%
2026-10-0815:3969,04225.98%25.97%+0.01pt-7.75pt+2.45pt28.56%
2026-10-0715:3570,03628.61%25.59%+3.02pt-1.28pt+2.75pt28.35%
2026-10-0615:3870,68426.20%25.93%+0.28pt+0.87pt+1.75pt28.36%
2026-10-0515:3469,94727.66%26.19%+1.47pt-2.90pt+1.69pt28.77%
2026-10-0215:3668,30927.12%25.45%+1.67pt-3.66pt+1.76pt28.02%
2026-10-0115:3468,95726.15%24.83%+1.31pt-3.56pt+1.28pt27.23%
2026-09-3015:3666,75423.78%24.04%-0.27pt-3.47pt+1.51pt26.43%
2026-09-2915:3565,48124.92%24.72%+0.19pt-3.88pt+1.88pt27.32%
2026-09-2815:3465,87824.28%24.74%-0.46pt-3.33pt+1.93pt27.21%
2026-09-2515:3466,36424.97%25.13%-0.16pt-4.43pt+1.99pt27.50%
2026-09-2415:3465,51425.46%25.09%+0.37pt-5.78pt+2.21pt27.64%