日経225オプション 状況ダイジェスト
相場の状況だけをまとめたもの。建玉・売買の候補は載せていない。
現状の解説
先物はほぼ変わらず、11月限の IV はプットもコールもそろって下がった一日。 11月限のフォワードは 67,865 → 67,977(+112、+0.17%)。ナイトは 22:16 の 67,804 が安値、04:32 の 68,107 が高値で、値幅は 303ポイントと小さかった。日中は 13:32 に 68,393 の高値をつけたあと、15:00 前後に 300ポイント近く下げ、15:12 の 67,871 が安値。67,977 で引けた(日中の値幅 522ポイント)。
11月限の ATM は 26.02% → 24.60%、−1.42pt。 自前VI(立会時間の時計)は 29.19% → 27.67%。前日に上がった分の大半を1日で戻した。P60,000〜66,000 のプットの IV の平均は、前日の引けの 29.97% からナイトで 29.13% まで下がり、日中は寄りの 28.85% から先物の上げとともに下がって、12:15 に 27.65% とこの日の安値をつけた。コールの IV の平均(C71,000〜75,000)も 11:16 に 22.39% まで下がった。
午後は、先物がほとんど動かないまま両側の IV が上がった。 12:20 ごろから 14:40 ごろにかけて、先物は 150ポイントほどしか動いていないのに、プットの IV の平均は 27.65% から 28.5% 前後へ、コールの IV の平均は 23.2% 前後へ上がった。15:00 前後の 300ポイント近い下げには、両側とも 0.1〜0.2pt しか反応しなかった。引けはプット 28.44%、コール 23.24%。今夜 21:30 に米国の 9月の CPI(消費者物価指数)、明日 21:30 に PPI と小売売上高の発表があり、その前の備えとみられる。
前日比では、プットの下がり方が大きかった。 11月限の固定行使価格・立会時間の時計で、前日比:
- C70,000 −0.92 / C72,000 −1.08 / C74,000 −0.96 / C75,000 −1.00
- P66,000 −1.63 / P65,000 −1.63 / P64,000 −1.61 / P63,000 −1.63 / P62,000 −1.50 / P60,000 −1.19 / P58,000 −0.86 / P56,000 −0.55
ATM に近いプットほど大きく下がり、遠いプットほど下がり方が小さい。12月限も下がったが幅は小さく、プットで −0.5〜0.9pt、コールで −0.6〜0.7pt だった。
期間構造(11月ATM − 12月ATM)は +0.35pt → −0.31pt。 12月限の ATM は 25.67% → 24.92%(−0.75pt)。11月限の下がり方が大きく、前日のプラスからマイナスに戻った。
VRP は 8.50pt(自前VI 27.67% − yz20 19.16%)。実現ボラは前日と同じ確定値を使っていて、13日の下げはまだ入っていない。
前回挙げた3つの答え合わせ。 ①「プットの IV が 10:57 の高値(平均 31.25%)を超えて上がり直すか」は、超えなかった。 この日の高値はナイトの寄りの 29.97% だった。②「先物が戻ったとき、プットの IV が下がるか」は、下がった。 先物が 68,393 まで戻るあいだに、平均は 27.65% まで下がった。③「期間構造のプラスが続くか」は、続かなかった(−0.31pt)。
次に見るのは3つ。① 今夜の CPI のあと、午後に上がった分(プット平均 27.65% → 28.44%)が下がるか。 下がれば、発表前の備えが外れたことになる。② 発表で先物が大きく動いたとき、動いた側の IV がついてくるか。 13日は下げとともにプットもコールも上がった。③ 期間構造のマイナスが広がるか。 11月限が 12月限より低い状態が広がれば、目先への備えが薄れていることになる。
いまの水準
スマイルカーブ(最新)
縦の破線が原資産(合成フォワード)の位置。 左に行くほど下方向のプット、右に行くほど上方向のコール。 左が持ち上がっているのは、下げに対する保険が買われているということ。
IVの推移(各立会日の日中セッション終わり)
デルタ別IVの時系列(期近)
SVI曲線から目標デルタちょうどの点を補間して拾っている
(上場銘柄をそのまま拾うと、原資産が動いた日に系列が段差になるため)。
Δ0.10 はテール、Δ0.50 はATM。テールとATMの開き方がスキューの動き。
IVの残存は「立会時間」で数えている。暦日で数えると、値段が動かなくても
満期が近づくだけでIVが持ち上がる(とくに金曜→月曜は暦日が3日減るので
√(13/10)=1.14倍に見える)。前日比が値段の話だけになるようにしてある。
IV と 実現ボラ — 差がVRP
実現ボラは確定した引けまでなので、IVより数日遅れる。 cc(終値ベース)と yz(日中レンジも使う)が離れているときは、 日中は静かで寄りで飛んでいるということ。
期間構造の推移
プラス=期近が高い(バックワーデーション)=目先のイベントを織り込んでいる。 マイナスに転じたら、それを織り込み終わった合図。
スキューの推移
日次(引け)
| 日付 | 時刻 | 日経平均 | 期近ATM | 期先ATM | ターム | RR10 | BF10 | 自前VI |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 2026-10-14 | 15:38 | 67,744 | 24.60% | 24.92% | -0.31pt | -8.10pt | +2.64pt | 27.67% |
| 2026-10-13 | 15:34 | 67,778 | 26.02% | 25.67% | +0.35pt | -9.47pt | +2.84pt | 29.19% |
| 2026-10-12 | 15:38 | 69,031 | 24.08% | 24.71% | -0.63pt | -7.07pt | +2.15pt | 26.37% |
| 2026-10-09 | 15:38 | 69,031 | 24.44% | 24.96% | -0.52pt | -6.85pt | +2.31pt | 26.92% |
| 2026-10-08 | 15:39 | 69,042 | 25.98% | 25.97% | +0.01pt | -7.75pt | +2.45pt | 28.56% |
| 2026-10-07 | 15:35 | 70,036 | 28.61% | 25.59% | +3.02pt | -1.28pt | +2.75pt | 28.35% |
| 2026-10-06 | 15:38 | 70,684 | 26.20% | 25.93% | +0.28pt | +0.87pt | +1.75pt | 28.36% |
| 2026-10-05 | 15:34 | 69,947 | 27.66% | 26.19% | +1.47pt | -2.90pt | +1.69pt | 28.77% |
| 2026-10-02 | 15:36 | 68,309 | 27.12% | 25.45% | +1.67pt | -3.66pt | +1.76pt | 28.02% |
| 2026-10-01 | 15:34 | 68,957 | 26.15% | 24.83% | +1.31pt | -3.56pt | +1.28pt | 27.23% |
| 2026-09-30 | 15:36 | 66,754 | 23.78% | 24.04% | -0.27pt | -3.47pt | +1.51pt | 26.43% |
| 2026-09-29 | 15:35 | 65,481 | 24.92% | 24.72% | +0.19pt | -3.88pt | +1.88pt | 27.32% |
| 2026-09-28 | 15:34 | 65,878 | 24.28% | 24.74% | -0.46pt | -3.33pt | +1.93pt | 27.21% |
| 2026-09-25 | 15:34 | 66,364 | 24.97% | 25.13% | -0.16pt | -4.43pt | +1.99pt | 27.50% |
| 2026-09-24 | 15:34 | 65,514 | 25.46% | 25.09% | +0.37pt | -5.78pt | +2.21pt | 27.64% |