データ: 2026-10-13 15:34:19

日経225オプション 状況ダイジェスト

相場の状況だけをまとめたもの。建玉・売買の候補は載せていない。

現状の解説

先物が大きく下げ、11月限の IV はプットもコールもそろって上がった一日。 11月限のフォワードは 69,134 → 67,865(−1,269、−1.84%)。ナイトは 17:12 の 69,157 が高値で、明け方まで下げ続け、05:52 の 68,359 で明けた(値幅 798ポイント)。日中は寄りの 68,054 がこの日の高値で、10:57 に 67,235 の安値をつけたあと少し戻し、67,865 で引けた(日中の値幅 819ポイント)。

11月限の ATM は 24.08% → 26.02%、+1.94pt。 自前VI(立会時間の時計)は 26.37% → 29.19%。ナイトでは先物が 800ポイント近く下げても、P60,000〜66,000 のプットの IV の平均は 28% 台前半から動かなかった。日中は寄りの 28.04% から先物の下げとともに上がり、10:57 の安値の時点で 31.25% と、この日の高値をつけた。その後は先物が 600ポイントあまり戻すあいだも 30% 前後にとどまり、引けは 29.97% だった。コールの IV の平均(C71,000〜75,000)も 11:03 に 25.40% まで上がり、引けは 24.24%。

前日比では、プットもコールもほぼ同じ幅で上がった。 11月限の固定行使価格・立会時間の時計で、前日比:

ふだんは先物が下げるとプットの IV が下がり、コールの IV が上がる。この日はプットの IV も下がらずに上がり、全体が持ち上がった。12月限も上がったが幅は小さく、プットで +0.8〜1.0pt、コールで +0.5〜0.6pt だった。

期間構造(11月ATM − 12月ATM)は −0.63pt → +0.35pt。 12月限の ATM は 24.71% → 25.67%(+0.96pt)。11月限の上がり方が大きく、マイナスからプラスに変わった。

VRP は 10.03pt(自前VI 29.19% − yz20 19.16%)。実現ボラは 10/9 までの日足で計算していて、今日の下げはまだ入っていない。

前回挙げた3つの答え合わせ。 ①「引け前に上がったプットの IV が、ナイトを越えて残るか」は、残った。 ナイトの下げのあいだもプットの IV は下がらず、明けは前日の引けとほぼ同じだった。②「11月限の ATM が 24.18% の上に戻るか」は、大きく上に戻った(26.02%)。③「期間構造のマイナスが縮むか」は、縮んでプラスに変わった(+0.35pt)。

次に見るのは3つ。① プットの IV が 10:57 の高値(平均 31.25%)を超えて上がり直すか。 超えれば、上がる動きがまだ続いている。② 先物が戻ったとき、プットの IV が下がるか。 今日は戻しても 30% 前後に残った。③ 期間構造のプラスが続くか。 11月限が 12月限より高い状態が続けば、目先への備えが続いていることになる。

解説: 2026-10-13 16:43 記

いまの水準

期近ATM IV(202611・残30日)
26.02%
前日比 +1.94pt
期先ATM IV
25.67%
前日比 +0.96pt
自前VI(30日換算)
29.19%
前日比 +2.82pt
ターム(期近 − 期先)
+0.35pt
バックワーデーション / 前日比 +0.98pt
VRP(自前VI − 実現ボラ)
+10.03pt
前日比 +2.82pt(IV +2.82pt / 実現ボラ +0.00pt)
実現ボラ yz20
19.16%
cc20 20.96% / 2026-10-09 まで
リスクリバーサル RR10
-9.47pt
マイナス=プットが買われている
バタフライ BF10
+2.84pt
高い=テールが厚い
日経225 11月限フォワード
67,865
前日比 -1,269 / 同限月の先物 67,845 / 現物 67,778(15:30 で終了)

スマイルカーブ(最新)

22%33%43%54%F 67,86550,00067,50085,000
202611(残30日) 202612(残58日)(左がプット・右がコール)

縦の破線が原資産(合成フォワード)の位置。 左に行くほど下方向のプット、右に行くほど上方向のコール。 左が持ち上がっているのは、下げに対する保険が買われているということ。

IVの推移(各立会日の日中セッション終わり)

23.5%25.5%27.5%29.5%09-2310-13
期近ATM 期先ATM 自前VI(30日)

デルタ別IVの時系列(期近)

22.6%28.3%34.0%39.7%09-2310-13
Δ0.50(ATM) プットΔ0.25 プットΔ0.10 コールΔ0.10

SVI曲線から目標デルタちょうどの点を補間して拾っている (上場銘柄をそのまま拾うと、原資産が動いた日に系列が段差になるため)。 Δ0.10 はテール、Δ0.50 はATM。テールとATMの開き方がスキューの動き。
IVの残存は「立会時間」で数えている。暦日で数えると、値段が動かなくても 満期が近づくだけでIVが持ち上がる(とくに金曜→月曜は暦日が3日減るので √(13/10)=1.14倍に見える)。前日比が値段の話だけになるようにしてある。

IV と 実現ボラ — 差がVRP

17.3%21.5%25.7%29.9%09-2310-13
自前VI(30日) 実現ボラ yz20 実現ボラ cc20

実現ボラは確定した引けまでなので、IVより数日遅れる。 cc(終値ベース)と yz(日中レンジも使う)が離れているときは、 日中は静かで寄りで飛んでいるということ。

期間構造の推移

-0.8%0.5%1.9%3.2%09-2310-13
期近 − 期先

プラス=期近が高い(バックワーデーション)=目先のイベントを織り込んでいる。 マイナスに転じたら、それを織り込み終わった合図。

スキューの推移

-10.2%-5.6%-1.0%3.6%09-2310-13
RR10 BF10

日次(引け)

日付時刻日経平均期近ATM期先ATM タームRR10BF10自前VI
2026-10-1315:3467,77826.02%25.67%+0.35pt-9.47pt+2.84pt29.19%
2026-10-1215:3869,03124.08%24.71%-0.63pt-7.07pt+2.15pt26.37%
2026-10-0915:3869,03124.44%24.96%-0.52pt-6.85pt+2.31pt26.92%
2026-10-0815:3969,04225.98%25.97%+0.01pt-7.75pt+2.45pt28.56%
2026-10-0715:3570,03628.61%25.59%+3.02pt-1.28pt+2.75pt28.35%
2026-10-0615:3870,68426.20%25.93%+0.28pt+0.87pt+1.75pt28.36%
2026-10-0515:3469,94727.66%26.19%+1.47pt-2.90pt+1.69pt28.77%
2026-10-0215:3668,30927.12%25.45%+1.67pt-3.66pt+1.76pt28.02%
2026-10-0115:3468,95726.15%24.83%+1.31pt-3.56pt+1.28pt27.23%
2026-09-3015:3666,75423.78%24.04%-0.27pt-3.47pt+1.51pt26.43%
2026-09-2915:3565,48124.92%24.72%+0.19pt-3.88pt+1.88pt27.32%
2026-09-2815:3465,87824.28%24.74%-0.46pt-3.33pt+1.93pt27.21%
2026-09-2515:3466,36424.97%25.13%-0.16pt-4.43pt+1.99pt27.50%
2026-09-2415:3465,51425.46%25.09%+0.37pt-5.78pt+2.21pt27.64%
2026-09-2315:3965,01924.11%24.73%-0.63pt-5.24pt+1.93pt26.86%