データ: 2026-10-12 15:38:40

日経225オプション 状況ダイジェスト

相場の状況だけをまとめたもの。建玉・売買の候補は載せていない。

現状の解説

祝日取引の一日。先物はほとんど動かず、11月限の IV は朝に下げたあと、引けにかけて戻した。 現物は休みで、先物とオプションだけの立会。11月限のフォワードは 69,198 → 69,134(−64)。ナイトは 17:00 の 69,408 が高値で、02:15 に 68,832 の安値をつけ、05:51 は 68,959 で明けた(値幅 576ポイント)。日中は寄りの 69,159 から 10:29 に 69,008 の安値、13:56 に 69,302 の高値をつけ、69,134 で引けた(日中の値幅 294ポイント)。

11月限の ATM は 24.44% → 24.08%、−0.36pt。 自前VI(立会時間の時計)は 26.92% → 26.37%。日中は寄りの 23.96% から下がり、10:17 に 23.67% の安値をつけた。昼から 14 時台は 23.7〜23.9% で横ばいだったが、15 時を過ぎて先物が少し下げると上がり始め、引けの 24.08% がこの日の高値だった。

前日比では、コールが大きく下がり、プットは小さく下がった。 11月限の固定行使価格・立会時間の時計で、前日比:

Δ0.10 のプットは 30.18% → 29.76%(−0.41pt)、Δ0.10 のコールは 23.33% → 22.70%(−0.63pt)。プットの IV は寄りで下げたあと一日かけて戻し、Δ0.10 のプットは 10:10 の 29.08% から引けの 29.76% まで上がった。とくに 15 時からの30分あまり、先物が 69,196 から 69,134 へ下げるあいだにプットの IV が上がった点は、ふだんの「先物が下げるとプットの IV が下がる」動きとは逆向きだった。ただし先物の動きは 60ポイントほどで、まだ形が変わったとまでは言えない。

期間構造(11月ATM − 12月ATM)は −0.52pt → −0.63pt。 12月限は 24.96% → 24.71%(−0.25pt)。日中は −0.89pt まで開いたあと、引けにかけて少し縮んだ。

VRP は 7.21pt(自前VI 26.37% − yz20 19.16%)。現物が休みなので、実現ボラは 10/9 までの日足で計算している。

前回挙げた3つの答え合わせ。 ①「先物が上がったとき、プットの IV が上がるか」は、小さく上がった。 10:29 の安値から 11:54 にかけて先物が 220ポイントほど戻すあいだに、Δ0.10 のプットは +0.2pt ほど上がった。②「11月限の ATM が 24.18% を割るか」は、寄りから割っていた。 安値は 10:17 の 23.67%。引けにかけて戻したが、24.08% と 24.18% の下で引けた。③「期間構造のマイナスが続くか」は、続いた(−0.63pt)。

次に見るのは3つ。① 引け前に上がったプットの IV が、ナイトを越えて残るか。 先物が下げる場面でプットの IV が上がり続けるなら、ふだんとは違う動きが始まっている。② 11月限の ATM が 24.18% の上に戻るか。 ③ 期間構造のマイナスが縮むか。 11月限が 12月限に近づけば、目先への備えが戻ってきたことになる。

解説: 2026-10-12 15:51 記

いまの水準

期近ATM IV(202611・残31日)
24.08%
前日比 -0.36pt
期先ATM IV
24.71%
前日比 -0.25pt
自前VI(30日換算)
26.37%
前日比 -0.54pt
ターム(期近 − 期先)
-0.63pt
コンタンゴ / 前日比 -0.11pt
VRP(自前VI − 実現ボラ)
+7.21pt
前日比 +0.26pt(IV -0.54pt / 実現ボラ -0.81pt)
実現ボラ yz20
19.16%
cc20 20.96% / 2026-10-09 まで
リスクリバーサル RR10
-7.07pt
マイナス=プットが買われている
バタフライ BF10
+2.15pt
高い=テールが厚い
日経225 11月限フォワード
69,134
前日比 -64 / 同限月の先物 69,072 / 現物 69,031(15:30 で終了)

スマイルカーブ(最新)

21%31%42%52%F 69,13450,00068,75087,500
202611(残31日) 202612(残59日)(左がプット・右がコール)

縦の破線が原資産(合成フォワード)の位置。 左に行くほど下方向のプット、右に行くほど上方向のコール。 左が持ち上がっているのは、下げに対する保険が買われているということ。

IVの推移(各立会日の日中セッション終わり)

23.5%25.3%27.2%29.1%09-2210-12
期近ATM 期先ATM 自前VI(30日)

デルタ別IVの時系列(期近)

22.6%28.3%34.0%39.7%09-2210-12
Δ0.50(ATM) プットΔ0.25 プットΔ0.10 コールΔ0.10

SVI曲線から目標デルタちょうどの点を補間して拾っている (上場銘柄をそのまま拾うと、原資産が動いた日に系列が段差になるため)。 Δ0.10 はテール、Δ0.50 はATM。テールとATMの開き方がスキューの動き。
IVの残存は「立会時間」で数えている。暦日で数えると、値段が動かなくても 満期が近づくだけでIVが持ち上がる(とくに金曜→月曜は暦日が3日減るので √(13/10)=1.14倍に見える)。前日比が値段の話だけになるようにしてある。

IV と 実現ボラ — 差がVRP

17.4%21.4%25.4%29.4%09-2210-12
自前VI(30日) 実現ボラ yz20 実現ボラ cc20

実現ボラは確定した引けまでなので、IVより数日遅れる。 cc(終値ベース)と yz(日中レンジも使う)が離れているときは、 日中は静かで寄りで飛んでいるということ。

期間構造の推移

-0.9%0.5%1.8%3.2%09-2210-12
期近 − 期先

プラス=期近が高い(バックワーデーション)=目先のイベントを織り込んでいる。 マイナスに転じたら、それを織り込み終わった合図。

スキューの推移

-8.4%-4.5%-0.5%3.4%09-2210-12
RR10 BF10

日次(引け)

日付時刻日経平均期近ATM期先ATM タームRR10BF10自前VI
2026-10-1215:3869,03124.08%24.71%-0.63pt-7.07pt+2.15pt26.37%
2026-10-0915:3869,03124.44%24.96%-0.52pt-6.85pt+2.31pt26.92%
2026-10-0815:3969,04225.98%25.97%+0.01pt-7.75pt+2.45pt28.56%
2026-10-0715:3570,03628.61%25.59%+3.02pt-1.28pt+2.75pt28.35%
2026-10-0615:3870,68426.20%25.93%+0.28pt+0.87pt+1.75pt28.36%
2026-10-0515:3469,94727.66%26.19%+1.47pt-2.90pt+1.69pt28.77%
2026-10-0215:3668,30927.12%25.45%+1.67pt-3.66pt+1.76pt28.02%
2026-10-0115:3468,95726.15%24.83%+1.31pt-3.56pt+1.28pt27.23%
2026-09-3015:3666,75423.78%24.04%-0.27pt-3.47pt+1.51pt26.43%
2026-09-2915:3565,48124.92%24.72%+0.19pt-3.88pt+1.88pt27.32%
2026-09-2815:3465,87824.28%24.74%-0.46pt-3.33pt+1.93pt27.21%
2026-09-2515:3466,36424.97%25.13%-0.16pt-4.43pt+1.99pt27.50%
2026-09-2415:3465,51425.46%25.09%+0.37pt-5.78pt+2.21pt27.64%
2026-09-2315:3965,01924.11%24.73%-0.63pt-5.24pt+1.93pt26.86%
2026-09-2215:3665,01923.99%24.71%-0.72pt-4.74pt+1.87pt26.69%