日経225オプション 状況ダイジェスト
相場の状況だけをまとめたもの。建玉・売買の候補は載せていない。
現状の解説
先物は前日の引けとほぼ同じ 69,198 で引けたが、11月限の IV は全体に大きく下がった。 11月限のフォワードは 69,194 → 69,198(+4)。ナイトは 17:00 の 68,721 から 23:30 に 69,228 まで戻したあと、02:28 に 68,027 の安値をつけ、05:52 は 68,277 で明けた(値幅 1,201ポイント)。日中は寄りの 68,236 が安値で、そこから一日かけて戻し、引けの 69,198 が高値だった(日中の値幅 962ポイント)。
11月限の ATM は 25.98% → 24.44%、−1.54pt。 自前VI(立会時間の時計)は 28.56% → 26.92%。昨日の引け前の1時間に上がった分(+0.74pt)は、ナイトを越えて残らなかった。日中は寄りの 26.25% から、先物が戻すあいだも ATM は下がり続け、13:41 に 24.18% の安値をつけてから引けにかけて少し戻した。
下がったのは一部ではなく、コールもプットも全部だった。 11月限の固定行使価格・立会時間の時計で、前日比:
- C70,000 −1.09 / C72,000 −1.15 / C74,000 −1.16 / C75,000 −1.31
- P65,000 −1.72 / P64,000 −1.72 / P63,000 −1.53 / P62,000 −1.34 / P60,000 −1.22 / P58,000 −0.94 / P56,000 −0.90
いちばん下がったのは 64,000〜65,000 のプットで、ファープットも ATM に近いところほどではないが −0.9〜−1.2pt 下がった。ふだんは先物が戻すとプットの IV が上がりやすいが、今日の午後はその動きが出ず、プットは横ばいのまま、コールは下がり続けた。Δ0.10 のプットは 32.30% → 30.18%(−2.12pt)、Δ0.10 のコールは 24.55% → 23.33%(−1.22pt)。
期間構造(11月ATM − 12月ATM)は +0.01pt → −0.52pt。 12月限は 25.97% → 24.96%(−1.01pt)で、11月限ほどは下がらなかった。目先の限月の方が強く下がり、先の限月が上になった。12月限の固定行使価格も全体に下がったが、C70,000〜72,000 は −0.6〜−0.8pt と小さめだった。
実現ボラ(yz20)は 20.27% → 19.97%。 VRP は 6.95pt(自前VI 26.92% − yz20 19.97%)で、昨日の 8.29pt から −1.34pt。
昨日挙げた3つの答え合わせ。 ①「引け前の1時間に上がった IV が、ナイトを越えて残るか」は、残らなかった。 ATM は 24.44% と、昨日の上げ前の安値 25.24% も下回った。②「先物が 69,000 を守るか」は、ナイトの 02:28 に 68,027 まで割ったが、日中に戻して 69,198 で引けた。 割れたあとも 66,000 より下のプットの IV は上がらず、引けでは −0.9〜−1.7pt だった。③「12月限の ATM が 11月限を上回るか」は、上回った(24.96% 対 24.44%)。ただし 12月限が上がったのではなく、11月限が大きく下がった結果。
来週見るのは3つ。① 先物が上がったとき、プットの IV が上がるか。 今日の午後は上がらなかった。上げの日にプットが上がり始めれば、ふだんの動きに戻ったことになる。② 11月限の ATM が今日の安値 24.18% を割るか。 割れれば、IV が下がる流れが続いている。③ 期間構造のマイナスが続くか。 11月限が 12月限の下にいるあいだは、目先への備えが薄い状態が続いている。
いまの水準
スマイルカーブ(最新)
縦の破線が原資産(合成フォワード)の位置。 左に行くほど下方向のプット、右に行くほど上方向のコール。 左が持ち上がっているのは、下げに対する保険が買われているということ。
IVの推移(各立会日の日中セッション終わり)
デルタ別IVの時系列(期近)
SVI曲線から目標デルタちょうどの点を補間して拾っている
(上場銘柄をそのまま拾うと、原資産が動いた日に系列が段差になるため)。
Δ0.10 はテール、Δ0.50 はATM。テールとATMの開き方がスキューの動き。
IVの残存は「立会時間」で数えている。暦日で数えると、値段が動かなくても
満期が近づくだけでIVが持ち上がる(とくに金曜→月曜は暦日が3日減るので
√(13/10)=1.14倍に見える)。前日比が値段の話だけになるようにしてある。
IV と 実現ボラ — 差がVRP
実現ボラは確定した引けまでなので、IVより数日遅れる。 cc(終値ベース)と yz(日中レンジも使う)が離れているときは、 日中は静かで寄りで飛んでいるということ。
期間構造の推移
プラス=期近が高い(バックワーデーション)=目先のイベントを織り込んでいる。 マイナスに転じたら、それを織り込み終わった合図。
スキューの推移
日次(引け)
| 日付 | 時刻 | 日経平均 | 期近ATM | 期先ATM | ターム | RR10 | BF10 | 自前VI |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 2026-10-09 | 15:38 | 69,031 | 24.44% | 24.96% | -0.52pt | -6.85pt | +2.31pt | 26.92% |
| 2026-10-08 | 15:39 | 69,042 | 25.98% | 25.97% | +0.01pt | -7.75pt | +2.45pt | 28.56% |
| 2026-10-07 | 15:35 | 70,036 | 28.61% | 25.59% | +3.02pt | -1.28pt | +2.75pt | 28.35% |
| 2026-10-06 | 15:38 | 70,684 | 26.20% | 25.93% | +0.28pt | +0.87pt | +1.75pt | 28.36% |
| 2026-10-05 | 15:34 | 69,947 | 27.66% | 26.19% | +1.47pt | -2.90pt | +1.69pt | 28.77% |
| 2026-10-02 | 15:36 | 68,309 | 27.12% | 25.45% | +1.67pt | -3.66pt | +1.76pt | 28.02% |
| 2026-10-01 | 15:34 | 68,957 | 26.15% | 24.83% | +1.31pt | -3.56pt | +1.28pt | 27.23% |
| 2026-09-30 | 15:36 | 66,754 | 23.78% | 24.04% | -0.27pt | -3.47pt | +1.51pt | 26.43% |
| 2026-09-29 | 15:35 | 65,481 | 24.92% | 24.72% | +0.19pt | -3.88pt | +1.88pt | 27.32% |
| 2026-09-28 | 15:34 | 65,878 | 24.28% | 24.74% | -0.46pt | -3.33pt | +1.93pt | 27.21% |
| 2026-09-25 | 15:34 | 66,364 | 24.97% | 25.13% | -0.16pt | -4.43pt | +1.99pt | 27.50% |
| 2026-09-24 | 15:34 | 65,514 | 25.46% | 25.09% | +0.37pt | -5.78pt | +2.21pt | 27.64% |
| 2026-09-23 | 15:39 | 65,019 | 24.11% | 24.73% | -0.63pt | -5.24pt | +1.93pt | 26.86% |
| 2026-09-22 | 15:36 | 65,019 | 23.99% | 24.71% | -0.72pt | -4.74pt | +1.87pt | 26.69% |
| 2026-09-21 | 15:39 | 65,019 | 23.63% | 24.29% | -0.65pt | -5.50pt | +2.16pt | 26.36% |