データ: 2026-10-09 15:38:34

日経225オプション 状況ダイジェスト

相場の状況だけをまとめたもの。建玉・売買の候補は載せていない。

現状の解説

先物は前日の引けとほぼ同じ 69,198 で引けたが、11月限の IV は全体に大きく下がった。 11月限のフォワードは 69,194 → 69,198(+4)。ナイトは 17:00 の 68,721 から 23:30 に 69,228 まで戻したあと、02:28 に 68,027 の安値をつけ、05:52 は 68,277 で明けた(値幅 1,201ポイント)。日中は寄りの 68,236 が安値で、そこから一日かけて戻し、引けの 69,198 が高値だった(日中の値幅 962ポイント)。

11月限の ATM は 25.98% → 24.44%、−1.54pt。 自前VI(立会時間の時計)は 28.56% → 26.92%。昨日の引け前の1時間に上がった分(+0.74pt)は、ナイトを越えて残らなかった。日中は寄りの 26.25% から、先物が戻すあいだも ATM は下がり続け、13:41 に 24.18% の安値をつけてから引けにかけて少し戻した。

下がったのは一部ではなく、コールもプットも全部だった。 11月限の固定行使価格・立会時間の時計で、前日比:

いちばん下がったのは 64,000〜65,000 のプットで、ファープットも ATM に近いところほどではないが −0.9〜−1.2pt 下がった。ふだんは先物が戻すとプットの IV が上がりやすいが、今日の午後はその動きが出ず、プットは横ばいのまま、コールは下がり続けた。Δ0.10 のプットは 32.30% → 30.18%(−2.12pt)、Δ0.10 のコールは 24.55% → 23.33%(−1.22pt)。

期間構造(11月ATM − 12月ATM)は +0.01pt → −0.52pt。 12月限は 25.97% → 24.96%(−1.01pt)で、11月限ほどは下がらなかった。目先の限月の方が強く下がり、先の限月が上になった。12月限の固定行使価格も全体に下がったが、C70,000〜72,000 は −0.6〜−0.8pt と小さめだった。

実現ボラ(yz20)は 20.27% → 19.97%。 VRP は 6.95pt(自前VI 26.92% − yz20 19.97%)で、昨日の 8.29pt から −1.34pt。

昨日挙げた3つの答え合わせ。 ①「引け前の1時間に上がった IV が、ナイトを越えて残るか」は、残らなかった。 ATM は 24.44% と、昨日の上げ前の安値 25.24% も下回った。②「先物が 69,000 を守るか」は、ナイトの 02:28 に 68,027 まで割ったが、日中に戻して 69,198 で引けた。 割れたあとも 66,000 より下のプットの IV は上がらず、引けでは −0.9〜−1.7pt だった。③「12月限の ATM が 11月限を上回るか」は、上回った(24.96% 対 24.44%)。ただし 12月限が上がったのではなく、11月限が大きく下がった結果。

来週見るのは3つ。① 先物が上がったとき、プットの IV が上がるか。 今日の午後は上がらなかった。上げの日にプットが上がり始めれば、ふだんの動きに戻ったことになる。② 11月限の ATM が今日の安値 24.18% を割るか。 割れれば、IV が下がる流れが続いている。③ 期間構造のマイナスが続くか。 11月限が 12月限の下にいるあいだは、目先への備えが薄い状態が続いている。

解説: 2026-10-09 15:43 記

いまの水準

期近ATM IV(202611・残34日)
24.44%
前日比 -1.54pt
期先ATM IV
24.96%
前日比 -1.01pt
自前VI(30日換算)
26.92%
前日比 -1.64pt
ターム(期近 − 期先)
-0.52pt
コンタンゴ / 前日比 -0.53pt
VRP(自前VI − 実現ボラ)
+6.95pt
前日比 -1.33pt(IV -1.64pt / 実現ボラ -0.30pt)
実現ボラ yz20
19.97%
cc20 21.83% / 2026-10-08 まで
リスクリバーサル RR10
-6.85pt
マイナス=プットが買われている
バタフライ BF10
+2.31pt
高い=テールが厚い
日経225 11月限フォワード
69,198
前日比 +4 / 同限月の先物 69,265 / 現物 69,031(15:30 で終了)

スマイルカーブ(最新)

21%31%41%51%F 69,19850,00068,75087,500
202611(残34日) 202612(残62日)(左がプット・右がコール)

縦の破線が原資産(合成フォワード)の位置。 左に行くほど下方向のプット、右に行くほど上方向のコール。 左が持ち上がっているのは、下げに対する保険が買われているということ。

IVの推移(各立会日の日中セッション終わり)

23.3%25.2%27.2%29.1%09-2110-09
期近ATM 期先ATM 自前VI(30日)

デルタ別IVの時系列(期近)

22.7%28.4%34.1%39.7%09-2110-09
Δ0.50(ATM) プットΔ0.25 プットΔ0.10 コールΔ0.10

SVI曲線から目標デルタちょうどの点を補間して拾っている (上場銘柄をそのまま拾うと、原資産が動いた日に系列が段差になるため)。 Δ0.10 はテール、Δ0.50 はATM。テールとATMの開き方がスキューの動き。
IVの残存は「立会時間」で数えている。暦日で数えると、値段が動かなくても 満期が近づくだけでIVが持ち上がる(とくに金曜→月曜は暦日が3日減るので √(13/10)=1.14倍に見える)。前日比が値段の話だけになるようにしてある。

IV と 実現ボラ — 差がVRP

17.4%21.4%25.4%29.4%09-2110-09
自前VI(30日) 実現ボラ yz20 実現ボラ cc20

実現ボラは確定した引けまでなので、IVより数日遅れる。 cc(終値ベース)と yz(日中レンジも使う)が離れているときは、 日中は静かで寄りで飛んでいるということ。

期間構造の推移

-0.9%0.5%1.8%3.2%09-2110-09
期近 − 期先

プラス=期近が高い(バックワーデーション)=目先のイベントを織り込んでいる。 マイナスに転じたら、それを織り込み終わった合図。

スキューの推移

-8.4%-4.5%-0.5%3.4%09-2110-09
RR10 BF10

日次(引け)

日付時刻日経平均期近ATM期先ATM タームRR10BF10自前VI
2026-10-0915:3869,03124.44%24.96%-0.52pt-6.85pt+2.31pt26.92%
2026-10-0815:3969,04225.98%25.97%+0.01pt-7.75pt+2.45pt28.56%
2026-10-0715:3570,03628.61%25.59%+3.02pt-1.28pt+2.75pt28.35%
2026-10-0615:3870,68426.20%25.93%+0.28pt+0.87pt+1.75pt28.36%
2026-10-0515:3469,94727.66%26.19%+1.47pt-2.90pt+1.69pt28.77%
2026-10-0215:3668,30927.12%25.45%+1.67pt-3.66pt+1.76pt28.02%
2026-10-0115:3468,95726.15%24.83%+1.31pt-3.56pt+1.28pt27.23%
2026-09-3015:3666,75423.78%24.04%-0.27pt-3.47pt+1.51pt26.43%
2026-09-2915:3565,48124.92%24.72%+0.19pt-3.88pt+1.88pt27.32%
2026-09-2815:3465,87824.28%24.74%-0.46pt-3.33pt+1.93pt27.21%
2026-09-2515:3466,36424.97%25.13%-0.16pt-4.43pt+1.99pt27.50%
2026-09-2415:3465,51425.46%25.09%+0.37pt-5.78pt+2.21pt27.64%
2026-09-2315:3965,01924.11%24.73%-0.63pt-5.24pt+1.93pt26.86%
2026-09-2215:3665,01923.99%24.71%-0.72pt-4.74pt+1.87pt26.69%
2026-09-2115:3965,01923.63%24.29%-0.65pt-5.50pt+2.16pt26.36%