日経225オプション 状況ダイジェスト
相場の状況だけをまとめたもの。建玉・売買の候補は載せていない。
現状の解説
雇用統計と週末を越えて、上げたのに IV も上がった。上げの中身は金曜の夜、IV の上げは今朝の40分。 10月限のフォワードは 68,372 → 69,899、+1,527(+2.23%)。現物は 68,309 → 69,947。金曜のナイトは 17:00 の 68,819 で始まり、雇用統計のあとの 23:42 に 69,929 の高値をつけ、05:50 は 69,719 で明けた(ナイトの値幅 1,111ポイント)。今日の日中は寄りの 69,655 から 11:29 に 70,010 まで上がったが、70,000 の上には留まれず、15:34 の 69,899 で引けた(日中の値幅 396ポイント)。
🔴 11月限の ATM は 25.45% → 26.19%、+0.75pt。 10月限は 27.12% → 27.66%(+0.54)。自前VI(立会時間の時計)は 28.02% → 28.77%。上げた日に IV が上がるのは、普段とは逆の形である。
IV が上がったのは、値動きのあった金曜の夜ではなく今朝だった。 11月限の ATM は、金曜のナイトでは 25.45% → 25.41% とほとんど動かず、週末を越えた 08:49 も 25.29% だった。そこから 09:27 の 26.12% まで、先物がほとんど動かない40分で +0.8pt 上がり、あとは引けまで 26.0〜26.3% の間で動かなかった。値動きに引っ張られた上げではない。
金曜の夜はコールが下がりプットが上がり、今朝は両方が上がった。 11月限の固定行使価格・立会時間の時計で、金曜のナイトの間に C75,000 は 24.54 → 24.18 と下がり、P64,000 は 27.70 → 28.60 と上がった。上げの日の普段の形である。今朝はコールもプットも一緒に上がった。前日比(11月限):
- C70,000 +1.33 / C72,000 +1.17 / C74,000 +0.95 / C75,000 +0.92
- P65,000 +1.63 / P63,000 +1.81 / P60,000 +2.11 / P58,000 +2.31 / P56,000 +2.53
出来高はコール 8,964枚、プット 7,367枚で、金曜とは逆にコールが多い。
🔴 10月限の遠いプットは、午後も上がり続けた。 P66,000 は寄りの 30.43% から引けの 33.01% まで、ほぼ一本調子に上がった(前日比では P60,000〜P65,000 が +4.2〜+4.9)。同じ時間に 11月限の P66,000 は 27.9% 前後で止まっていた。⚠ SQ(10/9)まで立会3日で、この辺りはデルタが小さく気配も薄い。数字の大きさより、10月限だけが上がり続けたという並びを見る。
期間構造(10月ATM − 11月ATM)は +1.67 → +1.47pt。 期近が期先より高い状態は残ったが、11月限が上がったぶん差は少し縮んだ。
実現ボラ(yz20)は 21.07% → 21.10%。 金曜の −0.94% が入った。VRP は 7.67pt(自前VI 28.77% − yz20 21.10%)で、金曜の 6.95pt から +0.72pt。分母はほぼ動かず、IV の上げがそのまま出た。
金曜に挙げた3つの答え合わせ。 ①「雇用統計と週末のあとに IV が下がるか」は、下がらなかった。むしろ上がった。 通過で抜けるはずの分が残り、今朝さらに買われた。② 「11月限のプットの IV が上がり始めるか」は、上がった(P56,000〜P65,000 で +1.6〜+2.5)。下の保険が残り4日の 10月限から1か月先まで広がった。ただし今日は上げの日で、11月限はコールも上がっている。③「SQ に向けた 10月限の動き」は、遠いプットが午後も上がり続けた。
明日見るのは3つ。① 70,000 の手前で止まった先物が、上に抜けるか。 今日は 10時台後半から11時台に 70,000 前後まで上がったが、そこに留まれなかった。② 今朝の40分で上がった IV が残るか。 値動きの無いところで上がった分は、材料が無ければ抜けやすい。残れば、値幅への備えが続いている。③ 10月限の遠いプットの上げが SQ まで続くか。 11月限が付いてこなければ、SQ までの目先の保険の買いにとどまる。
いまの水準
スマイルカーブ(最新)
縦の破線が原資産(合成フォワード)の位置。 左に行くほど下方向のプット、右に行くほど上方向のコール。 左が持ち上がっているのは、下げに対する保険が買われているということ。
IVの推移(各立会日の日中セッション終わり)
デルタ別IVの時系列(期近)
SVI曲線から目標デルタちょうどの点を補間して拾っている
(上場銘柄をそのまま拾うと、原資産が動いた日に系列が段差になるため)。
Δ0.10 はテール、Δ0.50 はATM。テールとATMの開き方がスキューの動き。
IVの残存は「立会時間」で数えている。暦日で数えると、値段が動かなくても
満期が近づくだけでIVが持ち上がる(とくに金曜→月曜は暦日が3日減るので
√(13/10)=1.14倍に見える)。前日比が値段の話だけになるようにしてある。
IV と 実現ボラ — 差がVRP
実現ボラは確定した引けまでなので、IVより数日遅れる。 cc(終値ベース)と yz(日中レンジも使う)が離れているときは、 日中は静かで寄りで飛んでいるということ。
期間構造の推移
プラス=期近が高い(バックワーデーション)=目先のイベントを織り込んでいる。 マイナスに転じたら、それを織り込み終わった合図。
スキューの推移
日次(引け)
| 日付 | 時刻 | 日経平均 | 期近ATM | 期先ATM | ターム | RR10 | BF10 | 自前VI |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 2026-10-05 | 15:34 | 69,947 | 27.66% | 26.19% | +1.47pt | -2.90pt | +1.69pt | 28.77% |
| 2026-10-02 | 15:36 | 68,309 | 27.12% | 25.45% | +1.67pt | -3.66pt | +1.76pt | 28.02% |
| 2026-10-01 | 15:34 | 68,957 | 26.15% | 24.83% | +1.31pt | -3.56pt | +1.28pt | 27.23% |
| 2026-09-30 | 15:36 | 66,754 | 23.78% | 24.04% | -0.27pt | -3.47pt | +1.51pt | 26.43% |
| 2026-09-29 | 15:35 | 65,481 | 24.92% | 24.72% | +0.19pt | -3.88pt | +1.88pt | 27.32% |
| 2026-09-28 | 15:34 | 65,878 | 24.28% | 24.74% | -0.46pt | -3.33pt | +1.93pt | 27.21% |
| 2026-09-25 | 15:34 | 66,364 | 24.97% | 25.13% | -0.16pt | -4.43pt | +1.99pt | 27.50% |
| 2026-09-24 | 15:34 | 65,514 | 25.46% | 25.09% | +0.37pt | -5.78pt | +2.21pt | 27.64% |
| 2026-09-23 | 15:39 | 65,019 | 24.11% | 24.73% | -0.63pt | -5.24pt | +1.93pt | 26.86% |
| 2026-09-22 | 15:36 | 65,019 | 23.99% | 24.71% | -0.72pt | -4.74pt | +1.87pt | 26.69% |
| 2026-09-21 | 15:39 | 65,019 | 23.63% | 24.29% | -0.65pt | -5.50pt | +2.16pt | 26.36% |
| 2026-09-18 | 15:35 | 65,019 | 24.56% | 24.65% | -0.09pt | -6.22pt | +2.26pt | 27.18% |
| 2026-09-17 | 15:34 | 64,136 | 25.26% | 25.39% | -0.13pt | -8.05pt | +2.64pt | 28.29% |
| 2026-09-16 | 15:34 | 63,923 | 26.01% | 26.29% | -0.28pt | -9.16pt | +2.80pt | 29.29% |
| 2026-09-15 | 15:36 | 63,484 | 26.70% | 26.99% | -0.29pt | -9.58pt | +2.65pt | 29.35% |