データ: 2026-10-05 15:34:07

日経225オプション 状況ダイジェスト

相場の状況だけをまとめたもの。建玉・売買の候補は載せていない。

現状の解説

雇用統計と週末を越えて、上げたのに IV も上がった。上げの中身は金曜の夜、IV の上げは今朝の40分。 10月限のフォワードは 68,372 → 69,899、+1,527(+2.23%)。現物は 68,309 → 69,947。金曜のナイトは 17:00 の 68,819 で始まり、雇用統計のあとの 23:42 に 69,929 の高値をつけ、05:50 は 69,719 で明けた(ナイトの値幅 1,111ポイント)。今日の日中は寄りの 69,655 から 11:29 に 70,010 まで上がったが、70,000 の上には留まれず、15:34 の 69,899 で引けた(日中の値幅 396ポイント)。

🔴 11月限の ATM は 25.45% → 26.19%、+0.75pt。 10月限は 27.12% → 27.66%(+0.54)。自前VI(立会時間の時計)は 28.02% → 28.77%。上げた日に IV が上がるのは、普段とは逆の形である。

IV が上がったのは、値動きのあった金曜の夜ではなく今朝だった。 11月限の ATM は、金曜のナイトでは 25.45% → 25.41% とほとんど動かず、週末を越えた 08:49 も 25.29% だった。そこから 09:27 の 26.12% まで、先物がほとんど動かない40分で +0.8pt 上がり、あとは引けまで 26.0〜26.3% の間で動かなかった。値動きに引っ張られた上げではない。

金曜の夜はコールが下がりプットが上がり、今朝は両方が上がった。 11月限の固定行使価格・立会時間の時計で、金曜のナイトの間に C75,000 は 24.54 → 24.18 と下がり、P64,000 は 27.70 → 28.60 と上がった。上げの日の普段の形である。今朝はコールもプットも一緒に上がった。前日比(11月限):

出来高はコール 8,964枚、プット 7,367枚で、金曜とは逆にコールが多い。

🔴 10月限の遠いプットは、午後も上がり続けた。 P66,000 は寄りの 30.43% から引けの 33.01% まで、ほぼ一本調子に上がった(前日比では P60,000〜P65,000 が +4.2〜+4.9)。同じ時間に 11月限の P66,000 は 27.9% 前後で止まっていた。⚠ SQ(10/9)まで立会3日で、この辺りはデルタが小さく気配も薄い。数字の大きさより、10月限だけが上がり続けたという並びを見る。

期間構造(10月ATM − 11月ATM)は +1.67 → +1.47pt。 期近が期先より高い状態は残ったが、11月限が上がったぶん差は少し縮んだ。

実現ボラ(yz20)は 21.07% → 21.10%。 金曜の −0.94% が入った。VRP は 7.67pt(自前VI 28.77% − yz20 21.10%)で、金曜の 6.95pt から +0.72pt。分母はほぼ動かず、IV の上げがそのまま出た。

金曜に挙げた3つの答え合わせ。 ①「雇用統計と週末のあとに IV が下がるか」は、下がらなかった。むしろ上がった。 通過で抜けるはずの分が残り、今朝さらに買われた。② 「11月限のプットの IV が上がり始めるか」は、上がった(P56,000〜P65,000 で +1.6〜+2.5)。下の保険が残り4日の 10月限から1か月先まで広がった。ただし今日は上げの日で、11月限はコールも上がっている。③「SQ に向けた 10月限の動き」は、遠いプットが午後も上がり続けた。

明日見るのは3つ。① 70,000 の手前で止まった先物が、上に抜けるか。 今日は 10時台後半から11時台に 70,000 前後まで上がったが、そこに留まれなかった。② 今朝の40分で上がった IV が残るか。 値動きの無いところで上がった分は、材料が無ければ抜けやすい。残れば、値幅への備えが続いている。③ 10月限の遠いプットの上げが SQ まで続くか。 11月限が付いてこなければ、SQ までの目先の保険の買いにとどまる。

解説: 2026-10-05 15:43 記

いまの水準

期近ATM IV(202610・残3日)
27.66%
前日比 +0.54pt
期先ATM IV
26.19%
前日比 +0.75pt
自前VI(30日換算)
28.77%
前日比 +0.75pt
ターム(期近 − 期先)
+1.47pt
バックワーデーション / 前日比 -0.20pt
VRP(自前VI − 実現ボラ)
+7.67pt
前日比 +0.73pt(IV +0.75pt / 実現ボラ +0.03pt)
実現ボラ yz20
21.10%
cc20 23.17% / 2026-10-02 まで
リスクリバーサル RR10
-2.90pt
マイナス=プットが買われている
バタフライ BF10
+1.69pt
高い=テールが厚い
日経225 10月限フォワード
69,899
前日比 +1,527 / 同限月の先物 69,890 / 現物 69,947(15:30 で終了)

スマイルカーブ(最新)

23%36%50%63%F 69,89950,00066,25082,500
202610(残2日) 202611(残38日)(左がプット・右がコール)

縦の破線が原資産(合成フォワード)の位置。 左に行くほど下方向のプット、右に行くほど上方向のコール。 左が持ち上がっているのは、下げに対する保険が買われているということ。

IVの推移(各立会日の日中セッション終わり)

23.3%25.4%27.6%29.7%09-1510-05
期近ATM 期先ATM 自前VI(30日)

デルタ別IVの時系列(期近)

23.1%28.0%33.0%38.0%09-1510-05
Δ0.50(ATM) プットΔ0.25 プットΔ0.10 コールΔ0.10

SVI曲線から目標デルタちょうどの点を補間して拾っている (上場銘柄をそのまま拾うと、原資産が動いた日に系列が段差になるため)。 Δ0.10 はテール、Δ0.50 はATM。テールとATMの開き方がスキューの動き。
IVの残存は「立会時間」で数えている。暦日で数えると、値段が動かなくても 満期が近づくだけでIVが持ち上がる(とくに金曜→月曜は暦日が3日減るので √(13/10)=1.14倍に見える)。前日比が値段の話だけになるようにしてある。

IV と 実現ボラ — 差がVRP

16.7%21.1%25.6%30.1%09-1510-05
自前VI(30日) 実現ボラ yz20 実現ボラ cc20

実現ボラは確定した引けまでなので、IVより数日遅れる。 cc(終値ベース)と yz(日中レンジも使う)が離れているときは、 日中は静かで寄りで飛んでいるということ。

期間構造の推移

-0.9%0.0%0.9%1.8%09-1510-05
期近 − 期先

プラス=期近が高い(バックワーデーション)=目先のイベントを織り込んでいる。 マイナスに転じたら、それを織り込み終わった合図。

スキューの推移

-10.3%-5.7%-1.1%3.5%09-1510-05
RR10 BF10

日次(引け)

日付時刻日経平均期近ATM期先ATM タームRR10BF10自前VI
2026-10-0515:3469,94727.66%26.19%+1.47pt-2.90pt+1.69pt28.77%
2026-10-0215:3668,30927.12%25.45%+1.67pt-3.66pt+1.76pt28.02%
2026-10-0115:3468,95726.15%24.83%+1.31pt-3.56pt+1.28pt27.23%
2026-09-3015:3666,75423.78%24.04%-0.27pt-3.47pt+1.51pt26.43%
2026-09-2915:3565,48124.92%24.72%+0.19pt-3.88pt+1.88pt27.32%
2026-09-2815:3465,87824.28%24.74%-0.46pt-3.33pt+1.93pt27.21%
2026-09-2515:3466,36424.97%25.13%-0.16pt-4.43pt+1.99pt27.50%
2026-09-2415:3465,51425.46%25.09%+0.37pt-5.78pt+2.21pt27.64%
2026-09-2315:3965,01924.11%24.73%-0.63pt-5.24pt+1.93pt26.86%
2026-09-2215:3665,01923.99%24.71%-0.72pt-4.74pt+1.87pt26.69%
2026-09-2115:3965,01923.63%24.29%-0.65pt-5.50pt+2.16pt26.36%
2026-09-1815:3565,01924.56%24.65%-0.09pt-6.22pt+2.26pt27.18%
2026-09-1715:3464,13625.26%25.39%-0.13pt-8.05pt+2.64pt28.29%
2026-09-1615:3463,92326.01%26.29%-0.28pt-9.16pt+2.80pt29.29%
2026-09-1515:3663,48426.70%26.99%-0.29pt-9.58pt+2.65pt29.35%