データ: 2026-09-30 15:36:11

日経225オプション 状況ダイジェスト

相場の状況だけをまとめたもの。建玉・売買の候補は載せていない。

現状の解説

高値圏で引けた。 10月限のフォワードは 65,535 → 66,937、+1,402(+2.14%)。現物は 65,481 → 66,754 で +1.94%。昨夜は 17:00 の 65,566 から 18:57 の 65,561 を安値に買われ、23:56 に 66,224 まで上げて、05:50 に 66,127 で明けた。今日の日中は寄り 66,359、09:53 の 66,125 が安値で、13:04 に 9/24 以降の高値 66,633 を上に抜け、15:11 に 66,953 まで上げて、15:36 の 66,937 で引けた(値幅 828ポイント)。昨日の安値 64,822 から2日で 2,100ポイント戻した。

10月限の ATM は 24.92% → 23.78%、−1.14pt。 自前VI(立会時間の時計)は 27.32% → 26.43%。上げて IV が下がる、普段の形である。

🔴 ただし、遠いプットの IV は上げの日にさらに上がった。 固定行使価格で、立会時間の時計に揃えた前日比:

ATM から遠いプットほど大きく、単調に並んでいる。 コールの IV はそろって下がった。相場が 2% 上がった日に遠いプットの IV が上がりコールの IV が下がるのは、9/25 と同じ形である。⚠ P58,000 より外はデルタが −0.01 前後の遠い行使価格で、気配が薄い。数字の大きさより、並び方を見る。

⚠ Δ基準の指標は逆を示す。 RR10 は −3.88 → −3.47 と浅くなり、「プットが売られた」と読める。だが Δ0.10 の点はフォワードと一緒に上の行使価格へ動くので、2% の上げではRR は機械的に浅くなる。固定行使価格で見れば、遠いプットは買われている。

期間構造はコンタンゴに戻った。(10月ATM − 11月ATM)は +0.19 → −0.27pt。期近が −1.14 下がったのに対し、期先は 24.72% → 24.04% の −0.68。期先の固定行使価格も、プット側が +0.1〜+1.1、コール側が −0.3〜−0.7 と、期近と同じ向きに小さく動いた。

実現ボラには昨日の −0.60% が入った。 yz20 は 21.49% → 21.41%。VRP は 5.02pt(自前VI 26.43% − yz20 21.41%)で、昨日の 5.83pt から −0.81pt。ほぼ全部が IV 側(−0.89pt)で、分母はほとんど動いていない。⚠ 昨日の −0.60% には配当落ちが含まれている。今日の +1.94% は明日の引けで入る。

9/29 に挙げた3つの答え合わせ。 ①「期近の IV の上昇が続くか」は続かなかった。期近の ATM は −1.14 下がり、期近が期先より高い状態は1日で戻った。昨日の上昇は、安値割れへの反応だけだったことになる。②「安値 64,822 と引けの戻り」は、戻りが続いた。そして「戻りが続いてもプットの IV が下がらないなら、上げを信用していない向きがまだいる」については、プットの IV は下がらず、むしろ上がった。③ SQ(10/9)まで立会6日になった。

明日から見るのは3つ。① 高値の抜け。 今日の高値 66,953 は 9/22〜9/23 の高値帯(66,800〜66,950)の上端で、ここを越えると 9/22 以降の高値を上に抜ける。そのときにコールの IV が上がるかどうかが、上げの勢いを測る手がかりになる(今日のコールの IV は、引けでは寄りより +0.6〜+0.9 高かったが、前日比ではまだマイナス)。② 上げの日に遠いプットの IV が上がる状態が続くか。 9/25 に続いて2回目で、下の保険を手放さない向きがいる。次に下げたとき、プットの IV は上がりやすい。③ SQ まで立会6日。 期近の数字は、残存の短さでさらに揺れやすくなる。

解説: 2026-09-30 15:44 記

いまの水準

期近ATM IV(202610・残8日)
23.78%
前日比 -1.14pt
期先ATM IV
24.04%
前日比 -0.68pt
自前VI(30日換算)
26.43%
前日比 -0.89pt
ターム(期近 − 期先)
-0.27pt
コンタンゴ / 前日比 -0.46pt
VRP(自前VI − 実現ボラ)
+5.02pt
前日比 -0.81pt(IV -0.89pt / 実現ボラ -0.08pt)
実現ボラ yz20
21.41%
cc20 18.67% / 2026-09-29 まで
リスクリバーサル RR10
-3.47pt
マイナス=プットが買われている
バタフライ BF10
+1.51pt
高い=テールが厚い
日経225 10月限フォワード
66,937
前日比 +1,402 / 同限月の先物 66,945 / 現物 66,754(15:30 で終了)

スマイルカーブ(最新)

19%37%55%73%F 66,93750,00063,00076,000
202610(残8日) 202611(残43日)(左がプット・右がコール)

縦の破線が原資産(合成フォワード)の位置。 左に行くほど下方向のプット、右に行くほど上方向のコール。 左が持ち上がっているのは、下げに対する保険が買われているということ。

IVの推移(各立会日の日中セッション終わり)

22.9%27.6%32.4%37.1%09-0909-30
期近ATM 期先ATM 自前VI(30日)

デルタ別IVの時系列(期近)

22.3%31.9%41.4%51.0%09-0909-30
Δ0.50(ATM) プットΔ0.25 プットΔ0.10 コールΔ0.10

SVI曲線から目標デルタちょうどの点を補間して拾っている (上場銘柄をそのまま拾うと、原資産が動いた日に系列が段差になるため)。 Δ0.10 はテール、Δ0.50 はATM。テールとATMの開き方がスキューの動き。
IVの残存は「立会時間」で数えている。暦日で数えると、値段が動かなくても 満期が近づくだけでIVが持ち上がる(とくに金曜→月曜は暦日が3日減るので √(13/10)=1.14倍に見える)。前日比が値段の話だけになるようにしてある。

IV と 実現ボラ — 差がVRP

16.6%21.6%26.6%31.5%09-0909-30
自前VI(30日) 実現ボラ yz20 実現ボラ cc20

実現ボラは確定した引けまでなので、IVより数日遅れる。 cc(終値ベース)と yz(日中レンジも使う)が離れているときは、 日中は静かで寄りで飛んでいるということ。

期間構造の推移

-2.5%1.4%5.3%9.2%09-0909-30
期近 − 期先

プラス=期近が高い(バックワーデーション)=目先のイベントを織り込んでいる。 マイナスに転じたら、それを織り込み終わった合図。

スキューの推移

-12.4%-5.2%2.0%9.3%09-0909-30
RR10 BF10

日次(引け)

日付時刻日経平均期近ATM期先ATM タームRR10BF10自前VI
2026-09-3015:3666,75423.78%24.04%-0.27pt-3.47pt+1.51pt26.43%
2026-09-2915:3565,48124.92%24.72%+0.19pt-3.88pt+1.88pt27.32%
2026-09-2815:3465,87824.28%24.74%-0.46pt-3.33pt+1.93pt27.21%
2026-09-2515:3466,36424.97%25.13%-0.16pt-4.43pt+1.99pt27.50%
2026-09-2415:3465,51425.46%25.09%+0.37pt-5.78pt+2.21pt27.64%
2026-09-2315:3965,01924.11%24.73%-0.63pt-5.24pt+1.93pt26.86%
2026-09-2215:3665,01923.99%24.71%-0.72pt-4.74pt+1.87pt26.69%
2026-09-2115:3965,01923.63%24.29%-0.65pt-5.50pt+2.16pt26.36%
2026-09-1815:3565,01924.56%24.65%-0.09pt-6.22pt+2.26pt27.18%
2026-09-1715:3464,13625.26%25.39%-0.13pt-8.05pt+2.64pt28.29%
2026-09-1615:3463,92326.01%26.29%-0.28pt-9.16pt+2.80pt29.29%
2026-09-1515:3663,48426.70%26.99%-0.29pt-9.58pt+2.65pt29.35%
2026-09-1115:3564,01128.06%27.96%+0.10pt-11.28pt+2.55pt30.51%
2026-09-1015:3465,27124.64%26.50%-1.86pt+8.13pt+0.77pt29.43%
2026-09-0915:3565,14336.33%27.71%+8.62pt-2.33pt+3.27pt30.75%