日経225オプション 状況ダイジェスト
相場の状況だけをまとめたもの。建玉・売買の候補は載せていない。
現状の解説
高値圏で引けた。 10月限のフォワードは 65,535 → 66,937、+1,402(+2.14%)。現物は 65,481 → 66,754 で +1.94%。昨夜は 17:00 の 65,566 から 18:57 の 65,561 を安値に買われ、23:56 に 66,224 まで上げて、05:50 に 66,127 で明けた。今日の日中は寄り 66,359、09:53 の 66,125 が安値で、13:04 に 9/24 以降の高値 66,633 を上に抜け、15:11 に 66,953 まで上げて、15:36 の 66,937 で引けた(値幅 828ポイント)。昨日の安値 64,822 から2日で 2,100ポイント戻した。
10月限の ATM は 24.92% → 23.78%、−1.14pt。 自前VI(立会時間の時計)は 27.32% → 26.43%。上げて IV が下がる、普段の形である。
🔴 ただし、遠いプットの IV は上げの日にさらに上がった。 固定行使価格で、立会時間の時計に揃えた前日比:
- P58,000 +3.83 / P60,000 +2.84 / P61,000 +2.23 / P62,000 +1.50 / P63,000 +0.83 / P64,000 +0.37 / P65,000 +0.10
- C67,000 −0.77 / C68,000 −0.94 / C69,000 −1.15 / C70,000 −1.17 / C71,000 −1.28
ATM から遠いプットほど大きく、単調に並んでいる。 コールの IV はそろって下がった。相場が 2% 上がった日に遠いプットの IV が上がりコールの IV が下がるのは、9/25 と同じ形である。⚠ P58,000 より外はデルタが −0.01 前後の遠い行使価格で、気配が薄い。数字の大きさより、並び方を見る。
⚠ Δ基準の指標は逆を示す。 RR10 は −3.88 → −3.47 と浅くなり、「プットが売られた」と読める。だが Δ0.10 の点はフォワードと一緒に上の行使価格へ動くので、2% の上げではRR は機械的に浅くなる。固定行使価格で見れば、遠いプットは買われている。
期間構造はコンタンゴに戻った。(10月ATM − 11月ATM)は +0.19 → −0.27pt。期近が −1.14 下がったのに対し、期先は 24.72% → 24.04% の −0.68。期先の固定行使価格も、プット側が +0.1〜+1.1、コール側が −0.3〜−0.7 と、期近と同じ向きに小さく動いた。
実現ボラには昨日の −0.60% が入った。 yz20 は 21.49% → 21.41%。VRP は 5.02pt(自前VI 26.43% − yz20 21.41%)で、昨日の 5.83pt から −0.81pt。ほぼ全部が IV 側(−0.89pt)で、分母はほとんど動いていない。⚠ 昨日の −0.60% には配当落ちが含まれている。今日の +1.94% は明日の引けで入る。
9/29 に挙げた3つの答え合わせ。 ①「期近の IV の上昇が続くか」は続かなかった。期近の ATM は −1.14 下がり、期近が期先より高い状態は1日で戻った。昨日の上昇は、安値割れへの反応だけだったことになる。②「安値 64,822 と引けの戻り」は、戻りが続いた。そして「戻りが続いてもプットの IV が下がらないなら、上げを信用していない向きがまだいる」については、プットの IV は下がらず、むしろ上がった。③ SQ(10/9)まで立会6日になった。
明日から見るのは3つ。① 高値の抜け。 今日の高値 66,953 は 9/22〜9/23 の高値帯(66,800〜66,950)の上端で、ここを越えると 9/22 以降の高値を上に抜ける。そのときにコールの IV が上がるかどうかが、上げの勢いを測る手がかりになる(今日のコールの IV は、引けでは寄りより +0.6〜+0.9 高かったが、前日比ではまだマイナス)。② 上げの日に遠いプットの IV が上がる状態が続くか。 9/25 に続いて2回目で、下の保険を手放さない向きがいる。次に下げたとき、プットの IV は上がりやすい。③ SQ まで立会6日。 期近の数字は、残存の短さでさらに揺れやすくなる。
いまの水準
スマイルカーブ(最新)
縦の破線が原資産(合成フォワード)の位置。 左に行くほど下方向のプット、右に行くほど上方向のコール。 左が持ち上がっているのは、下げに対する保険が買われているということ。
IVの推移(各立会日の日中セッション終わり)
デルタ別IVの時系列(期近)
SVI曲線から目標デルタちょうどの点を補間して拾っている
(上場銘柄をそのまま拾うと、原資産が動いた日に系列が段差になるため)。
Δ0.10 はテール、Δ0.50 はATM。テールとATMの開き方がスキューの動き。
IVの残存は「立会時間」で数えている。暦日で数えると、値段が動かなくても
満期が近づくだけでIVが持ち上がる(とくに金曜→月曜は暦日が3日減るので
√(13/10)=1.14倍に見える)。前日比が値段の話だけになるようにしてある。
IV と 実現ボラ — 差がVRP
実現ボラは確定した引けまでなので、IVより数日遅れる。 cc(終値ベース)と yz(日中レンジも使う)が離れているときは、 日中は静かで寄りで飛んでいるということ。
期間構造の推移
プラス=期近が高い(バックワーデーション)=目先のイベントを織り込んでいる。 マイナスに転じたら、それを織り込み終わった合図。
スキューの推移
日次(引け)
| 日付 | 時刻 | 日経平均 | 期近ATM | 期先ATM | ターム | RR10 | BF10 | 自前VI |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 2026-09-30 | 15:36 | 66,754 | 23.78% | 24.04% | -0.27pt | -3.47pt | +1.51pt | 26.43% |
| 2026-09-29 | 15:35 | 65,481 | 24.92% | 24.72% | +0.19pt | -3.88pt | +1.88pt | 27.32% |
| 2026-09-28 | 15:34 | 65,878 | 24.28% | 24.74% | -0.46pt | -3.33pt | +1.93pt | 27.21% |
| 2026-09-25 | 15:34 | 66,364 | 24.97% | 25.13% | -0.16pt | -4.43pt | +1.99pt | 27.50% |
| 2026-09-24 | 15:34 | 65,514 | 25.46% | 25.09% | +0.37pt | -5.78pt | +2.21pt | 27.64% |
| 2026-09-23 | 15:39 | 65,019 | 24.11% | 24.73% | -0.63pt | -5.24pt | +1.93pt | 26.86% |
| 2026-09-22 | 15:36 | 65,019 | 23.99% | 24.71% | -0.72pt | -4.74pt | +1.87pt | 26.69% |
| 2026-09-21 | 15:39 | 65,019 | 23.63% | 24.29% | -0.65pt | -5.50pt | +2.16pt | 26.36% |
| 2026-09-18 | 15:35 | 65,019 | 24.56% | 24.65% | -0.09pt | -6.22pt | +2.26pt | 27.18% |
| 2026-09-17 | 15:34 | 64,136 | 25.26% | 25.39% | -0.13pt | -8.05pt | +2.64pt | 28.29% |
| 2026-09-16 | 15:34 | 63,923 | 26.01% | 26.29% | -0.28pt | -9.16pt | +2.80pt | 29.29% |
| 2026-09-15 | 15:36 | 63,484 | 26.70% | 26.99% | -0.29pt | -9.58pt | +2.65pt | 29.35% |
| 2026-09-11 | 15:35 | 64,011 | 28.06% | 27.96% | +0.10pt | -11.28pt | +2.55pt | 30.51% |
| 2026-09-10 | 15:34 | 65,271 | 24.64% | 26.50% | -1.86pt | +8.13pt | +0.77pt | 29.43% |
| 2026-09-09 | 15:35 | 65,143 | 36.33% | 27.71% | +8.62pt | -2.33pt | +3.27pt | 30.75% |