データ: 2026-09-25 15:34:28

日経225オプション 状況ダイジェスト

相場の状況だけをまとめたもの。建玉・売買の候補は載せていない。

現状の解説

高値引けである。 10月限のフォワードは 65,231 → 66,079、+848(+1.30%)。現物は 65,514 → 66,364 で同じく +1.30%。昨夜は 17:00 の 65,331 から 18:41 に 65,005 まで売られたが、01:52 の 65,625 まで戻して 65,456 で明けた(値幅 620ポイント)。今日の日中は寄り 65,263、08:57 の 65,259 が安値で、そこから引けまでほぼ一本調子に買われ、15:34 の 66,079 が高値だった(値幅 820ポイント)。昨日の 2% 安の半分以上を1日で取り返した。

10月限の ATM は 25.46% → 24.97%、−0.49pt。 自前VI(立会時間の時計)は 27.64% → 27.50%。上げてIVが下がる、普段の形である。

🔴 ただし、遠いプットは上げても買われている。 固定行使価格で、立会時間の時計に揃えた前日比:

ATM から遠いプットほど大きく、単調に並んでいる。 コールは小さく剥げたか横ばい。プロの言葉では「上げのP盛り(コールはほぼ変わらず)」で、上げの日の平時の形に当たる。⚠ 上げの日に下の保険が買われるのは、相場の戻りを信用していない側がいる、ということでもある。

⚠ Δ基準の指標は逆を示す。昨日と同じ読み分けが要る。 RR10 は −5.88 → −4.44 と浅くなり、「プットが売られた」と読める。だが Δ0.10 の点はFと一緒に上の行使価格へ動くので、1.3% の上げではRRは機械的に浅くなる。固定行使価格で見れば、遠いプットは買われている。 期近のスライドの傾きもプット側だけははっきりしていて、先物+1%あたり −1.09pt(r −0.63)。コール側(−0.14)と ATM(−0.30)は r が薄く、読めない。

期間構造はコンタンゴに戻った。(10月ATM − 11月ATM)は +0.37 → −0.16pt。期近が −0.49 下がったのに対し、期先は +0.04 とほぼ動いていない。期先の固定行使価格はプット側が +0.4〜+0.9 と全体に上がっており、下の保険の買いは期先にも入っている。

実現ボラの分母は今日やっと1本進んだ。 9/24 の日足(+0.76%)が入り、yz20 は 21.37% → 21.76%。VRP は 5.74pt(自前VI 27.50% − yz20 21.76%)で、昨日の 6.28pt から縮んだ。縮んだ 0.54pt のうち、分母(実現ボラ)ぶんが 0.39pt、IV 側が 0.14pt である。⚠ 今日の +1.30% は、明日の引けで入る。

9/24 に挙げた3つの答え合わせ。 ①「コール側の立ち上がりが2日続くか」は続かなかった。今日のコールは小さく剥げており、昨日の立ち上がりは2%下げの反動の1日だった。②「期間構造のバックワーデーションが残るか」は残らなかった(−0.16pt でコンタンゴ)。③「実現ボラが動き出すか」は、分母が1本進んだだけで、VRP の縮みの大半はまだ分母側である。

明日から見るのは3つ。① 遠いプットの盛りが2日続くか。 上げても下の保険が買われる状態が続けば、次に下げたときプットはさらに盛る側に立つ。② 高値引けの続き。 9/22〜9/23 の高値帯 66,800〜66,950 まであと 700〜900ポイント。そこでコールが剥げたままか(C70,000 は今日 24.58%)が、上へ抜けるかどうかの手がかりになる。③ SQ(10/9)まで立会で9日。 期近の数字は、ここから残存の短さで揺れやすくなる。

解説: 2026-09-25 15:43 記

いまの水準

期近ATM IV(202610・残13日)
24.97%
前日比 -0.49pt
期先ATM IV
25.13%
前日比 +0.04pt
自前VI(30日換算)
27.50%
前日比 -0.14pt
ターム(期近 − 期先)
-0.16pt
コンタンゴ / 前日比 -0.53pt
VRP(自前VI − 実現ボラ)
+5.74pt
前日比 -0.54pt(IV -0.14pt / 実現ボラ +0.40pt)
実現ボラ yz20
21.76%
cc20 18.02% / 2026-09-24 まで
リスクリバーサル RR10
-4.43pt
マイナス=プットが買われている
バタフライ BF10
+1.99pt
高い=テールが厚い
日経225 10月限フォワード
66,079
前日比 +848 / 同限月の先物 66,102 / 現物 66,364(15:30 で終了)

スマイルカーブ(最新)

21%34%46%59%F 66,07950,00063,00076,000
202610(残13日) 202611(残47日)(左がプット・右がコール)

縦の破線が原資産(合成フォワード)の位置。 左に行くほど下方向のプット、右に行くほど上方向のコール。 左が持ち上がっているのは、下げに対する保険が買われているということ。

IVの推移(各立会日の日中セッション終わり)

22.9%27.6%32.4%37.1%09-0409-25
期近ATM 期先ATM 自前VI(30日)

デルタ別IVの時系列(期近)

22.2%32.6%43.0%53.5%09-0409-25
Δ0.50(ATM) プットΔ0.25 プットΔ0.10 コールΔ0.10

SVI曲線から目標デルタちょうどの点を補間して拾っている (上場銘柄をそのまま拾うと、原資産が動いた日に系列が段差になるため)。 Δ0.10 はテール、Δ0.50 はATM。テールとATMの開き方がスキューの動き。
IVの残存は「立会時間」で数えている。暦日で数えると、値段が動かなくても 満期が近づくだけでIVが持ち上がる(とくに金曜→月曜は暦日が3日減るので √(13/10)=1.14倍に見える)。前日比が値段の話だけになるようにしてある。

IV と 実現ボラ — 差がVRP

16.5%21.9%27.2%32.6%09-0409-25
自前VI(30日) 実現ボラ yz20 実現ボラ cc20

実現ボラは確定した引けまでなので、IVより数日遅れる。 cc(終値ベース)と yz(日中レンジも使う)が離れているときは、 日中は静かで寄りで飛んでいるということ。

期間構造の推移

-2.5%1.4%5.3%9.2%09-0409-25
期近 − 期先

プラス=期近が高い(バックワーデーション)=目先のイベントを織り込んでいる。 マイナスに転じたら、それを織り込み終わった合図。

スキューの推移

-12.4%-5.2%2.0%9.3%09-0409-25
RR10 BF10

日次(引け)

日付時刻日経平均期近ATM期先ATM タームRR10BF10自前VI
2026-09-2515:3466,36424.97%25.13%-0.16pt-4.43pt+1.99pt27.50%
2026-09-2415:3465,51425.46%25.09%+0.37pt-5.78pt+2.21pt27.64%
2026-09-2315:3965,01924.11%24.73%-0.63pt-5.24pt+1.93pt26.86%
2026-09-2215:3665,01923.99%24.71%-0.72pt-4.74pt+1.87pt26.69%
2026-09-2115:3965,01923.63%24.29%-0.65pt-5.50pt+2.16pt26.36%
2026-09-1815:3565,01924.56%24.65%-0.09pt-6.22pt+2.26pt27.18%
2026-09-1715:3464,13625.26%25.39%-0.13pt-8.05pt+2.64pt28.29%
2026-09-1615:3463,92326.01%26.29%-0.28pt-9.16pt+2.80pt29.29%
2026-09-1515:3663,48426.70%26.99%-0.29pt-9.58pt+2.65pt29.35%
2026-09-1115:3564,01128.06%27.96%+0.10pt-11.28pt+2.55pt30.51%
2026-09-1015:3465,27124.64%26.50%-1.86pt+8.13pt+0.77pt29.43%
2026-09-0915:3565,14336.33%27.71%+8.62pt-2.33pt+3.27pt30.75%
2026-09-0815:3765,26935.41%28.55%+6.86pt-8.93pt+3.00pt31.73%
2026-09-0715:3566,40027.24%25.22%+2.02pt-1.18pt+1.26pt27.62%
2026-09-0415:3665,02128.11%24.91%+3.20pt-4.26pt+2.07pt27.71%