日経225オプション 状況ダイジェスト
相場の状況だけをまとめたもの。建玉・売買の候補は載せていない。
現状の解説
祝日取引の3日目、これで三連休が終わった。 引け(15:39)の10月限フォワードは 66,645、前日比 +581(+0.88%)。中心限月(12月限)の先物は 66,820 で +560。⚠ 画面の現物 65,019 は 9/18 の終値が据え置かれているだけで、今日の値ではない。⚠ 今日からこのカードは「10月限フォワード」を出している。 これまで「期近」として出していたのは12月限の先物で、10月限との差(ベーシス)は 164〜225 ポイントあった。面が10月限・11月限なので、値段のほうを面に合わせた。率で見るぶんには両者の差は 0.11pt 以下なので、前日比の話は以前と地続きである。
昨夜は 17:35 の 65,874 を安値に一本調子で買われ、04:50 の 66,874 が高値。記録の最後(05:54)は 66,722。値幅は 1,000ポイント。 今日の日中は寄り 66,880 から 09:26 の 66,931 まで買われたあと、12:20 の 66,390 まで押して 66,645 で引けた。値幅は 541ポイント。上げたのは夜で、日中はむしろ 235ポイント削られている。 3営業日(9/18 → 9/23)では 64,924 → 66,645 の +2.65%。
10月限の ATM は 23.99% → 24.11%、+0.11pt。 自前VI(立会時間の時計)も 26.69% → 26.86%、+0.17pt。⚠ 先物が +0.88% 上げてIVも上がった。これで3日続けて同じ形である。 9/18 までは「上げればIVは下がる」で、9/16〜9/18 は先物 +0.65/+0.49/+1.61% に対して ATM が −0.93/−1.00/−0.97pt と素直に下げていた。400本窓で測った傾きは今日も ATM +0.306 / コール翼 +0.239 / プット翼 +0.229 pt/先物+1% と3本とも正のまま。⚠ ただし当てはまりは r +0.21〜+0.33 と薄いままで、しかも今日を含む窓で引いている。符号が居座っていることのほうを見ておくほうがよい。
⚠ 今日いちばん大きな変化は翼のほうである。RR10 が2週間ぶりに深くなった。 −4.74 → −5.24pt。内訳は P10 が 28.23 → 28.66%(+0.43) と買われ、C10 は 23.49 → 23.42%(−0.07) と小幅に売られた。BF10 も 1.87 → 1.93 と少し戻している。9/11 の −9.92 から12日間ひたすら浅くなり続けた動き(下向きのヘッジを外す動き)が、今日はじめて逆を向いた。 上げている場面で下向きの保険が買われたということで、朝の値動きより効いている可能性がある。
期間構造(10月ATM − 11月ATM)は −0.72 → −0.63pt へ縮んだ。 11月限の ATM は 24.71 → 24.73%(+0.02)で、今日は期先がほとんど動かず、期近だけが上がった。⚠ イベントを待っている形は面に出ていない。 11月限は FOMC・日銀・中間決算期を丸ごと抱える側だが、10月限との差は残存が35日も違って 0.6pt しかなく、10月→11月のフォワードvol を出しても手前とほぼ同じ水準にとどまる。どこか一点に構えている板ではない。
VRP は +5.33 → +5.50pt(自前VI 26.86% − yz20 21.37%)。⚠ 分母は3日続けて動いていない。 現物が休みで日足が来ないため、実現ボラの窓は 9/18 のまま据え置かれている。つまり今日の +0.17pt は全部 IV 側である。 ÷16 の比も翼VRP も窓が止まったままなので、この3つは前日比で読んではいけない。
9/22 に挙げた3つの答え合わせ。 ①「9/24 の日足に新しく入るのは1本だけ」は明日の話でまだ。②「傾きの符号が居座るか」は、居座った(3本とも正で3日連続)。③「RR10 がどこで止まるか」は、今日 −5.24 で止まって反転した。
明日から見るのは3つ。① 9/24(木)の日足。 現物が3営業日ぶり(9/18 以来)に開き、ようやく分母が1本進む。9/18 の +1.37% が入った状態のまま比は動いていないので、実現が追いついている形ではない。 ② RR10 の反転が続くか。 1日だけなら三連休明けの持ち高調整でも説明が付く。2日続けば、浅くなり続けた2週間のほうが終わったことになる。③ 傾きの r が 0.6 を超えてくるか。 符号は3日居座ったが、当てはまりは薄いままである。薄いうちは「上げてもIVが上がる」を建玉の根拠にしてはいけない。
いまの水準
スマイルカーブ(最新)
縦の破線が原資産(合成フォワード)の位置。 左に行くほど下方向のプット、右に行くほど上方向のコール。 左が持ち上がっているのは、下げに対する保険が買われているということ。
IVの推移(各立会日の日中セッション終わり)
デルタ別IVの時系列(期近)
SVI曲線から目標デルタちょうどの点を補間して拾っている
(上場銘柄をそのまま拾うと、原資産が動いた日に系列が段差になるため)。
Δ0.10 はテール、Δ0.50 はATM。テールとATMの開き方がスキューの動き。
IVの残存は「立会時間」で数えている。暦日で数えると、値段が動かなくても
満期が近づくだけでIVが持ち上がる(とくに金曜→月曜は暦日が3日減るので
√(13/10)=1.14倍に見える)。前日比が値段の話だけになるようにしてある。
IV と 実現ボラ — 差がVRP
実現ボラは確定した引けまでなので、IVより数日遅れる。 cc(終値ベース)と yz(日中レンジも使う)が離れているときは、 日中は静かで寄りで飛んでいるということ。
期間構造の推移
プラス=期近が高い(バックワーデーション)=目先のイベントを織り込んでいる。 マイナスに転じたら、それを織り込み終わった合図。
スキューの推移
日次(引け)
| 日付 | 時刻 | 日経平均 | 期近ATM | 期先ATM | ターム | RR10 | BF10 | 自前VI |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 2026-09-23 | 15:39 | 65,019 | 24.11% | 24.73% | -0.63pt | -5.24pt | +1.93pt | 26.86% |
| 2026-09-22 | 15:36 | 65,019 | 23.99% | 24.71% | -0.72pt | -4.74pt | +1.87pt | 26.69% |
| 2026-09-21 | 15:39 | 65,019 | 23.63% | 24.29% | -0.65pt | -5.50pt | +2.16pt | 26.36% |
| 2026-09-18 | 15:35 | 65,019 | 24.56% | 24.65% | -0.09pt | -6.22pt | +2.26pt | 27.18% |
| 2026-09-17 | 15:34 | 64,136 | 25.26% | 25.39% | -0.13pt | -8.05pt | +2.64pt | 28.29% |
| 2026-09-16 | 15:34 | 63,923 | 26.01% | 26.29% | -0.28pt | -9.16pt | +2.80pt | 29.29% |
| 2026-09-15 | 15:36 | 63,484 | 26.70% | 26.99% | -0.29pt | -9.58pt | +2.65pt | 29.35% |
| 2026-09-11 | 15:35 | 64,011 | 28.06% | 27.96% | +0.10pt | -11.28pt | +2.55pt | 30.51% |
| 2026-09-10 | 15:34 | 65,271 | 24.64% | 26.50% | -1.86pt | +8.13pt | +0.77pt | 29.43% |
| 2026-09-09 | 15:35 | 65,143 | 36.33% | 27.71% | +8.62pt | -2.33pt | +3.27pt | 30.75% |
| 2026-09-08 | 15:37 | 65,269 | 35.41% | 28.55% | +6.86pt | -8.93pt | +3.00pt | 31.73% |
| 2026-09-07 | 15:35 | 66,400 | 27.24% | 25.22% | +2.02pt | -1.18pt | +1.26pt | 27.62% |
| 2026-09-04 | 15:36 | 65,021 | 28.11% | 24.91% | +3.20pt | -4.26pt | +2.07pt | 27.71% |
| 2026-09-03 | 15:36 | 64,214 | 26.35% | 24.16% | +2.20pt | -8.05pt | +3.00pt | 27.07% |
| 2026-09-02 | 15:35 | 64,326 | 27.67% | 25.33% | +2.34pt | -9.70pt | +3.37pt | 28.26% |