日経225オプション 状況ダイジェスト
相場の状況だけをまとめたもの。建玉・売買の候補は載せていない。
現状の解説
祝日取引の2日目。現物は休みのまま、先物とオプションだけが動いた。 引け(15:36)の先物は 66,260、前日比 +850(+1.30%)。⚠ 画面の現物 65,019 は 9/18 の終値が据え置かれているだけで、今日の値ではない。昨夜は 17:00 の 65,480 から一本調子で買われ、04:41 の 66,510 を高値に、記録の最後(05:52)は 66,350。値幅は 1,030ポイント。今日の日中は寄りの 66,440 から 09:37 に 66,950 まで買い上がり、そこから 14:31 の 66,110 まで押して引けた。値幅は 840ポイント。3営業日で 65,120 → 66,260、+1.75% 上げたことになる。
10月限の ATM は 23.63% → 23.99%、+0.36pt。5日続いた低下が止まった。 自前VI(立会)も 26.36% → 26.69%。⚠ ここが今日いちばん大きな変化で、値動きとIVの関係そのものが向きを変えている。 400本窓で測った傾きは、期近 ATM が −0.104 → +0.301pt/%、コール側が +0.246 → +0.431pt/% と符号ごと入れ替わった。「上げればIVは下がる」という日経の普段の形ではなく、「上げてもIVが上がる」形になっている。 ⚠ ただし当てはまりは r +0.27〜0.38 と薄いままで、しかもこの傾きは今日を含む窓で引いているので、今日の動きを今日の傾きで説明するのは半ば循環である。水準の変化そのものを見ておくほうがよい。
コール翼が買われ、プット翼は売られた。 C10 は 23.04 → 23.49%(+0.45)、P10 は 28.54 → 28.23%(−0.31)。RR10 は −5.50 → −4.74 と、記録上いちばん浅い水準をまた更新した。BF10 も 2.16 → 1.87 と潰れている。上に張る動きと、下向きのヘッジを外す動きが同時に出ている。 ⚠ 日中の内訳を見ると、先物が高値から −1.3% 押した午後にも ATM は下がらず、10:49 以降に限れば先物 −0.48% に対して ATM +0.18pt・コール翼 +0.35pt と逆に上がっている。 押しで売られなかったことのほうが、朝の上昇より効いているかもしれない。
期間構造(10月ATM − 11月ATM)は −0.65 → −0.72pt へさらに開いた。 11月限の ATM は 24.29 → 24.71%(+0.42)で、上げ幅は10月限より大きい。⚠ 期先は値動きの分を引いた残りが ATM +0.34 / P10 +0.45pt と、期近(いずれもほぼゼロ)よりはっきり残る。期近は値動きで説明できるが、期先は説明を超えて買われている。
VRP は +5.00 → +5.33pt(自前VI 26.69% − yz20 21.37%)。⚠ 分母は今日も動いていない。 現物が休みで日足が来ないため、実現ボラの窓は 9/18 のまま据え置かれている。つまり今日の拡大は全部 IV 側である。 ÷16 の比 0.52 も窓が 9/14〜9/18 で止まったまま、翼VRP(コール +7.73 / プット +10.98pt)も窓は 8/24〜9/18 のまま。この3つは前日比で読んではいけない。
9/21 に挙げた3つの答え合わせ。 ①「9/24 の日足に新しく入るのは1本だけ」は変わらない。②「ATM が 23%台に居座るか」は、23.99% と23%台には残ったが、5日続いた低下は止まった。 ③「期間構造の −0.65pt が開き続けるか」は、−0.72pt へ開いた。
今週見るのは3つ。① 9/24(木)の日足。 現物が3日ぶり(9/18 以来)に開き、ようやく分母が1本進む。9/18 の +1.37% が入った状態で比は 0.52 のままなので、実現が追いついている形ではない。 ② 傾きの符号が居座るか。 「上げてもIVが上がる」が続くなら、押し目でのIVの粘りも続く。⚠ 薄い当てはまりなので、r が 0.6 を超えてくるかを併せて見る。③ RR10 がどこで止まるか。 −11.28(9/11)から2週間で −4.74 まで浅くなった。下向きのヘッジを外す動きが尽きたところが、形の転換点になる。
いまの水準
スマイルカーブ(最新)
縦の破線が原資産(合成フォワード)の位置。 左に行くほど下方向のプット、右に行くほど上方向のコール。 左が持ち上がっているのは、下げに対する保険が買われているということ。
IVの推移(各立会日の日中セッション終わり)
デルタ別IVの時系列(期近)
SVI曲線から目標デルタちょうどの点を補間して拾っている
(上場銘柄をそのまま拾うと、原資産が動いた日に系列が段差になるため)。
Δ0.10 はテール、Δ0.50 はATM。テールとATMの開き方がスキューの動き。
IVの残存は「立会時間」で数えている。暦日で数えると、値段が動かなくても
満期が近づくだけでIVが持ち上がる(とくに金曜→月曜は暦日が3日減るので
√(13/10)=1.14倍に見える)。前日比が値段の話だけになるようにしてある。
IV と 実現ボラ — 差がVRP
実現ボラは確定した引けまでなので、IVより数日遅れる。 cc(終値ベース)と yz(日中レンジも使う)が離れているときは、 日中は静かで寄りで飛んでいるということ。
期間構造の推移
プラス=期近が高い(バックワーデーション)=目先のイベントを織り込んでいる。 マイナスに転じたら、それを織り込み終わった合図。
スキューの推移
日次(引け)
| 日付 | 時刻 | 日経平均 | 期近ATM | 期先ATM | ターム | RR10 | BF10 | 自前VI |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 2026-09-22 | 15:36 | 65,019 | 23.99% | 24.71% | -0.72pt | -4.74pt | +1.87pt | 26.69% |
| 2026-09-21 | 15:39 | 65,019 | 23.63% | 24.29% | -0.65pt | -5.50pt | +2.16pt | 26.36% |
| 2026-09-18 | 15:35 | 65,019 | 24.56% | 24.65% | -0.09pt | -6.22pt | +2.26pt | 27.18% |
| 2026-09-17 | 15:34 | 64,136 | 25.26% | 25.39% | -0.13pt | -8.05pt | +2.64pt | 28.29% |
| 2026-09-16 | 15:34 | 63,923 | 26.01% | 26.29% | -0.28pt | -9.16pt | +2.80pt | 29.29% |
| 2026-09-15 | 15:36 | 63,484 | 26.70% | 26.99% | -0.29pt | -9.58pt | +2.65pt | 29.35% |
| 2026-09-11 | 15:35 | 64,011 | 28.06% | 27.96% | +0.10pt | -11.28pt | +2.55pt | 30.51% |
| 2026-09-10 | 15:34 | 65,271 | 24.64% | 26.50% | -1.86pt | +8.13pt | +0.77pt | 29.43% |
| 2026-09-09 | 15:35 | 65,143 | 36.33% | 27.71% | +8.62pt | -2.33pt | +3.27pt | 30.75% |
| 2026-09-08 | 15:37 | 65,269 | 35.41% | 28.55% | +6.86pt | -8.93pt | +3.00pt | 31.73% |
| 2026-09-07 | 15:35 | 66,400 | 27.24% | 25.22% | +2.02pt | -1.18pt | +1.26pt | 27.62% |
| 2026-09-04 | 15:36 | 65,021 | 28.11% | 24.91% | +3.20pt | -4.26pt | +2.07pt | 27.71% |
| 2026-09-03 | 15:36 | 64,214 | 26.35% | 24.16% | +2.20pt | -8.05pt | +3.00pt | 27.07% |
| 2026-09-02 | 15:35 | 64,326 | 27.67% | 25.33% | +2.34pt | -9.70pt | +3.37pt | 28.26% |
| 2026-09-01 | 15:37 | 66,215 | 23.85% | 22.81% | +1.03pt | -5.92pt | +2.80pt | 25.45% |