日経225オプション 状況ダイジェスト
相場の状況だけをまとめたもの。建玉・売買の候補は載せていない。
現状の解説
祝日取引の初日。現物市場は休みで、先物とオプションだけが動いた。 引け(15:39)の先物は 65,410、前日比 +290(+0.45%)。⚠ 画面の現物 65,019 は 9/18 の終値が据え置かれているだけで、今日の値ではない。昨夜は 17:18 の 65,590 を高値に 01:26 の 64,610 まで売られ、記録の最後(05:54)は 65,000。今日の日中は 10:30 の 64,870 を安値に、そこから戻して引け際の 15:39 が高値だった。値幅はナイト 980ポイント・日中 540ポイントで、日中は 9/18 の 1,010ポイントから半分ほどに縮んでいる。
10月限の ATM は 24.56% → 23.63%、−0.92pt。5日続けての低下で、記録を取り始めてからいちばん低い(前の最低は 9/1 の 23.85%)。自前VI(立会)は 27.18% → 26.36%。⚠ 先物が +0.45% 上げた分を傾きで引いても、残りは −0.88pt ある。この下げは値動きで説明できる量ではなく、実際に売られている。 ⚠ ただし期近の傾きは9月限(残存1〜2日)の履歴に汚染されたままで、抜けるまであと4立会日ほどある。
両翼とも揃って下げた。 P10 は 29.92 → 28.54%(−1.38)、C10 は 23.70 → 23.04%(−0.66)。RR10 は −6.22 → −5.50 と、記録上いちばん浅い水準をさらに更新した。⚠ 値動きの分を引いた残りで見ると ATM −0.88 / P10 −0.94 / C10 −0.77pt とほぼ揃っている。9/18 は「コール翼と期先のプット翼だけが売られた」形だったが、今日は面が丸ごと同じだけ下がった。翼の話ではなく水準の話である。
期間構造(10月ATM − 11月ATM)は −0.09 → −0.65pt へ開いた。 11月限の ATM は 24.65 → 24.29%(−0.36)で、下げ幅は10月限の半分以下。抜けているのは期近だけで、日銀の採決が7対2に割れた(次の一手のペースを巡る見方が残る)ことと整合する。⚠ 10月限は残り17立会日、取引最終日は 10/8 である。
VRP は +6.04 → +5.00pt(自前VI 26.36% − yz20 21.37%)で、記録上いちばん小さい。⚠ ただし分母は今日動いていない。 現物が休みで日足が来ないため、実現ボラの窓は 9/18 までのまま据え置かれている(9/18 の +1.37% が今日ここで初めて入り、yz20 は 21.14 → 21.37% へ上がった)。つまり今日の縮みは全部 IV 側である。 ÷16 の比 0.53 も窓が 9/14〜9/18 で止まったままで、翼VRP(コール +7.38 / プット +10.61pt)も窓は 8/24〜9/18 のまま。この3つは前日比で読んではいけない。
9/18 に挙げた3つの答え合わせ。 ①「現物が休みで実現ボラは据え置き」は、そのとおりになった。②「週足のバンド幅」は、日足が来ないので今週は測れない(±2σ は 14.88% のまま)。③「引けの ATM が 25%台へ戻り、両翼VRP が +7pt 以上にとどまるか」は、両翼は +7 以上を保ったが、ATM は戻るどころか 23.63% まで下げた。
今週見るのは3つ。① 9/24 の日足。 祝日の3日は飛ぶので、20日窓に新しく入るのは 9/24 の1本だけである。9/18 の +1.37% が入った今でも ÷16 の比は 0.53 で、実現が追いついている形ではない。 ② ATM が 23%台に居座るか。 5日で 25.26 → 23.63% と一本調子で、下げ止まる兆しはまだ無い。③ 期間構造の −0.65pt が開き続けるか。
いまの水準
スマイルカーブ(最新)
縦の破線が原資産(合成フォワード)の位置。 左に行くほど下方向のプット、右に行くほど上方向のコール。 左が持ち上がっているのは、下げに対する保険が買われているということ。
IVの推移(各立会日の日中セッション終わり)
デルタ別IVの時系列(期近)
SVI曲線から目標デルタちょうどの点を補間して拾っている
(上場銘柄をそのまま拾うと、原資産が動いた日に系列が段差になるため)。
Δ0.10 はテール、Δ0.50 はATM。テールとATMの開き方がスキューの動き。
IVの残存は「立会時間」で数えている。暦日で数えると、値段が動かなくても
満期が近づくだけでIVが持ち上がる(とくに金曜→月曜は暦日が3日減るので
√(13/10)=1.14倍に見える)。前日比が値段の話だけになるようにしてある。
IV と 実現ボラ — 差がVRP
実現ボラは確定した引けまでなので、IVより数日遅れる。 cc(終値ベース)と yz(日中レンジも使う)が離れているときは、 日中は静かで寄りで飛んでいるということ。
期間構造の推移
プラス=期近が高い(バックワーデーション)=目先のイベントを織り込んでいる。 マイナスに転じたら、それを織り込み終わった合図。
スキューの推移
日次(引け)
| 日付 | 時刻 | 日経平均 | 期近ATM | 期先ATM | ターム | RR10 | BF10 | 自前VI |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 2026-09-21 | 15:39 | 65,019 | 23.63% | 24.29% | -0.65pt | -5.50pt | +2.16pt | 26.36% |
| 2026-09-18 | 15:35 | 65,019 | 24.56% | 24.65% | -0.09pt | -6.22pt | +2.26pt | 27.18% |
| 2026-09-17 | 15:34 | 64,136 | 25.26% | 25.39% | -0.13pt | -8.05pt | +2.64pt | 28.29% |
| 2026-09-16 | 15:34 | 63,923 | 26.01% | 26.29% | -0.28pt | -9.16pt | +2.80pt | 29.29% |
| 2026-09-15 | 15:36 | 63,484 | 26.70% | 26.99% | -0.29pt | -9.58pt | +2.65pt | 29.35% |
| 2026-09-11 | 15:35 | 64,011 | 28.06% | 27.96% | +0.10pt | -11.28pt | +2.55pt | 30.51% |
| 2026-09-10 | 15:34 | 65,271 | 24.64% | 26.50% | -1.86pt | +8.13pt | +0.77pt | 29.43% |
| 2026-09-09 | 15:35 | 65,143 | 36.33% | 27.71% | +8.62pt | -2.33pt | +3.27pt | 30.75% |
| 2026-09-08 | 15:37 | 65,269 | 35.41% | 28.55% | +6.86pt | -8.93pt | +3.00pt | 31.73% |
| 2026-09-07 | 15:35 | 66,400 | 27.24% | 25.22% | +2.02pt | -1.18pt | +1.26pt | 27.62% |
| 2026-09-04 | 15:36 | 65,021 | 28.11% | 24.91% | +3.20pt | -4.26pt | +2.07pt | 27.71% |
| 2026-09-03 | 15:36 | 64,214 | 26.35% | 24.16% | +2.20pt | -8.05pt | +3.00pt | 27.07% |
| 2026-09-02 | 15:35 | 64,326 | 27.67% | 25.33% | +2.34pt | -9.70pt | +3.37pt | 28.26% |
| 2026-09-01 | 15:37 | 66,215 | 23.85% | 22.81% | +1.03pt | -5.92pt | +2.80pt | 25.45% |
| 2026-08-31 | 15:38 | 66,312 | 24.34% | 23.54% | +0.80pt | -4.55pt | +2.35pt | 26.26% |