データ: 2026-09-21 15:39:54

日経225オプション 状況ダイジェスト

相場の状況だけをまとめたもの。建玉・売買の候補は載せていない。

現状の解説

祝日取引の初日。現物市場は休みで、先物とオプションだけが動いた。 引け(15:39)の先物は 65,410、前日比 +290(+0.45%)。⚠ 画面の現物 65,019 は 9/18 の終値が据え置かれているだけで、今日の値ではない。昨夜は 17:18 の 65,590 を高値に 01:26 の 64,610 まで売られ、記録の最後(05:54)は 65,000。今日の日中は 10:30 の 64,870 を安値に、そこから戻して引け際の 15:39 が高値だった。値幅はナイト 980ポイント・日中 540ポイントで、日中は 9/18 の 1,010ポイントから半分ほどに縮んでいる。

10月限の ATM は 24.56% → 23.63%、−0.92pt。5日続けての低下で、記録を取り始めてからいちばん低い(前の最低は 9/1 の 23.85%)。自前VI(立会)は 27.18% → 26.36%。⚠ 先物が +0.45% 上げた分を傾きで引いても、残りは −0.88pt ある。この下げは値動きで説明できる量ではなく、実際に売られている。 ⚠ ただし期近の傾きは9月限(残存1〜2日)の履歴に汚染されたままで、抜けるまであと4立会日ほどある。

両翼とも揃って下げた。 P10 は 29.92 → 28.54%(−1.38)、C10 は 23.70 → 23.04%(−0.66)。RR10 は −6.22 → −5.50 と、記録上いちばん浅い水準をさらに更新した。⚠ 値動きの分を引いた残りで見ると ATM −0.88 / P10 −0.94 / C10 −0.77pt とほぼ揃っている。9/18 は「コール翼と期先のプット翼だけが売られた」形だったが、今日は面が丸ごと同じだけ下がった。翼の話ではなく水準の話である。

期間構造(10月ATM − 11月ATM)は −0.09 → −0.65pt へ開いた。 11月限の ATM は 24.65 → 24.29%(−0.36)で、下げ幅は10月限の半分以下。抜けているのは期近だけで、日銀の採決が7対2に割れた(次の一手のペースを巡る見方が残る)ことと整合する。⚠ 10月限は残り17立会日、取引最終日は 10/8 である。

VRP は +6.04 → +5.00pt(自前VI 26.36% − yz20 21.37%)で、記録上いちばん小さい。⚠ ただし分母は今日動いていない。 現物が休みで日足が来ないため、実現ボラの窓は 9/18 までのまま据え置かれている(9/18 の +1.37% が今日ここで初めて入り、yz20 は 21.14 → 21.37% へ上がった)。つまり今日の縮みは全部 IV 側である。 ÷16 の比 0.53 も窓が 9/14〜9/18 で止まったままで、翼VRP(コール +7.38 / プット +10.61pt)も窓は 8/24〜9/18 のまま。この3つは前日比で読んではいけない。

9/18 に挙げた3つの答え合わせ。 ①「現物が休みで実現ボラは据え置き」は、そのとおりになった。②「週足のバンド幅」は、日足が来ないので今週は測れない(±2σ は 14.88% のまま)。③「引けの ATM が 25%台へ戻り、両翼VRP が +7pt 以上にとどまるか」は、両翼は +7 以上を保ったが、ATM は戻るどころか 23.63% まで下げた。

今週見るのは3つ。① 9/24 の日足。 祝日の3日は飛ぶので、20日窓に新しく入るのは 9/24 の1本だけである。9/18 の +1.37% が入った今でも ÷16 の比は 0.53 で、実現が追いついている形ではない。ATM が 23%台に居座るか。 5日で 25.26 → 23.63% と一本調子で、下げ止まる兆しはまだ無い。③ 期間構造の −0.65pt が開き続けるか。

解説: 2026-09-21 15:45 記

いまの水準

期近ATM IV(202610・残17日)
23.63%
前日比 -0.92pt
期先ATM IV
24.29%
前日比 -0.36pt
自前VI(30日換算)
26.36%
前日比 -0.82pt
ターム(期近 − 期先)
-0.65pt
コンタンゴ / 前日比 -0.57pt
VRP(自前VI − 実現ボラ)
+5.00pt
前日比 -1.05pt(IV -0.82pt / 実現ボラ +0.22pt)
実現ボラ yz20
21.37%
cc20 18.01% / 2026-09-18 まで
リスクリバーサル RR10
-5.50pt
マイナス=プットが買われている
バタフライ BF10
+2.16pt
高い=テールが厚い
日経225先物(期近)
65,410
前日比 +290 / 現物 65,019(15:30 で終了)

スマイルカーブ(最新)

21%32%43%53%F 65,18550,00063,00076,000
202610(残17日) 202611(残52日)(左がプット・右がコール)

縦の破線が原資産(合成フォワード)の位置。 左に行くほど下方向のプット、右に行くほど上方向のコール。 左が持ち上がっているのは、下げに対する保険が買われているということ。

IVの推移(各立会日の日中セッション終わり)

22.0%27.0%32.1%37.1%08-3109-21
期近ATM 期先ATM 自前VI(30日)

デルタ別IVの時系列(期近)

22.2%32.6%43.0%53.5%08-3109-21
Δ0.50(ATM) プットΔ0.25 プットΔ0.10 コールΔ0.10

SVI曲線から目標デルタちょうどの点を補間して拾っている (上場銘柄をそのまま拾うと、原資産が動いた日に系列が段差になるため)。 Δ0.10 はテール、Δ0.50 はATM。テールとATMの開き方がスキューの動き。
IVの残存は「立会時間」で数えている。暦日で数えると、値段が動かなくても 満期が近づくだけでIVが持ち上がる(とくに金曜→月曜は暦日が3日減るので √(13/10)=1.14倍に見える)。前日比が値段の話だけになるようにしてある。

IV と 実現ボラ — 差がVRP

16.5%21.9%27.2%32.6%08-3109-21
自前VI(30日) 実現ボラ yz20 実現ボラ cc20

実現ボラは確定した引けまでなので、IVより数日遅れる。 cc(終値ベース)と yz(日中レンジも使う)が離れているときは、 日中は静かで寄りで飛んでいるということ。

期間構造の推移

-2.5%1.4%5.3%9.2%08-3109-21
期近 − 期先

プラス=期近が高い(バックワーデーション)=目先のイベントを織り込んでいる。 マイナスに転じたら、それを織り込み終わった合図。

スキューの推移

-12.4%-5.2%2.0%9.3%08-3109-21
RR10 BF10

日次(引け)

日付時刻日経平均期近ATM期先ATM タームRR10BF10自前VI
2026-09-2115:3965,01923.63%24.29%-0.65pt-5.50pt+2.16pt26.36%
2026-09-1815:3565,01924.56%24.65%-0.09pt-6.22pt+2.26pt27.18%
2026-09-1715:3464,13625.26%25.39%-0.13pt-8.05pt+2.64pt28.29%
2026-09-1615:3463,92326.01%26.29%-0.28pt-9.16pt+2.80pt29.29%
2026-09-1515:3663,48426.70%26.99%-0.29pt-9.58pt+2.65pt29.35%
2026-09-1115:3564,01128.06%27.96%+0.10pt-11.28pt+2.55pt30.51%
2026-09-1015:3465,27124.64%26.50%-1.86pt+8.13pt+0.77pt29.43%
2026-09-0915:3565,14336.33%27.71%+8.62pt-2.33pt+3.27pt30.75%
2026-09-0815:3765,26935.41%28.55%+6.86pt-8.93pt+3.00pt31.73%
2026-09-0715:3566,40027.24%25.22%+2.02pt-1.18pt+1.26pt27.62%
2026-09-0415:3665,02128.11%24.91%+3.20pt-4.26pt+2.07pt27.71%
2026-09-0315:3664,21426.35%24.16%+2.20pt-8.05pt+3.00pt27.07%
2026-09-0215:3564,32627.67%25.33%+2.34pt-9.70pt+3.37pt28.26%
2026-09-0115:3766,21523.85%22.81%+1.03pt-5.92pt+2.80pt25.45%
2026-08-3115:3866,31224.34%23.54%+0.80pt-4.55pt+2.35pt26.26%