データ: 2026-09-17 15:34:44

日経225オプション 状況ダイジェスト

相場の状況だけをまとめたもの。建玉・売買の候補は載せていない。

現状の解説

FOMC は予想どおりの利上げで、期近からイベント分が抜けた。 引け(15:34)の先物は 64,090、前日比 +310(+0.49%)。現物は 64,136(+213)。昨夜は 00:11 の 64,680 を高値に、結果が出た3時前後は 64,300〜64,500 で動かず、04:24 の 63,550 まで売られてから戻した(夜の値幅 1,130ポイント)。今日の日中は寄りの 64,700 が高値で、14:59 の 63,700 まで売られ、引けにかけて戻している(値幅 1,000ポイント)。

10月限の ATM は 26.01% → 25.26%、−0.75pt。3日続けての低下である。 先物が +0.49% 上げた分を傾きで引くと、残りは −0.64pt。⚠ 傾きの当てはまりは ATM で r −0.34 と薄く、大きさは目安にとどまる。今朝いちばん低いところでは 24.68% まで落ち、引けにかけて 25%台へ戻した。自前VI(立会)は 29.29% → 28.29%

昨日の③「両翼が揃って上がり始めるか」は、逆に両翼とも下がった。 P10 は 33.39 → 31.93%(−1.46)、C10 は 24.23 → 23.88%(−0.36)。値動きの分を引いた残りもプット翼 −0.79pt・コール翼 −0.41pt で、抜けたのはプット翼のほうが大きい。RR10 は −9.16 → −8.05 と、9/7 以来いちばん浅い。BF10 は 2.80 → 2.64。面全体のボラ需要に変わる兆しは、いまのところ出ていない。

期間構造(10月ATM − 11月ATM)は −0.28 → −0.13pt。 ⚠ ただし途中経過は逆で、今朝は −0.79pt まで期近が安くなり、日中に期先が売られて戻した(11月限の ATM は 26.29 → 25.39%、−0.90pt と10月限より大きく下げている)。FOMC が抜けた分だけ期近が安くなり、そのあと面全体が下がった、という順序である。

VRP は +8.39 → +7.64pt(自前VI 28.29% − yz20 20.65%)。⚠ 縮んだ主因は IV 側で、自前VI が 1.00pt 落ちたのに対し、実現ボラ(yz20)の低下は 0.25pt にとどまる。÷16 の比は 0.61 → 0.63(実際の1日 1.00%、市場が言う1日 1.59%)。翼VRP はコール翼 +8.58pt・プット翼 +13.76pt。⚠ プット側は20日窓に値動きの小さい日が「下げた日」として入っているぶん大きく出ており、前日比では読めない。

明日以降に見るのは3つ。① 9/18(金)の日銀。 結果は 11:30〜12:30、総裁会見は 15:30。期近に残っている最後のイベントで、10月限の満期(10/9)より前にある。② 引けの ATM が 25%台にとどまるか。 今日の引けは 25.26% で、翼VRP も両翼 +7pt 以上と、売りを検討する条件が初めて揃った。ただしイベントの前日であることは差し引いて見る必要がある。③ VRP が +7pt を割るか。 ⚠ 割ったとしても、いまのように IV 側が落ちて割るのでは買いの根拠にならない。見るべきは実現ボラが追いついてくるかどうかである。

解説: 2026-09-17 15:42 記

いまの水準

期近ATM IV(202610・残21日)
25.26%
前日比 -0.75pt
期先ATM IV
25.39%
前日比 -0.90pt
自前VI(30日換算)
28.29%
前日比 -1.00pt
ターム(期近 − 期先)
-0.13pt
コンタンゴ / 前日比 +0.15pt
VRP(自前VI − 実現ボラ)
+7.64pt
前日比 -0.75pt(IV -1.00pt / 実現ボラ -0.25pt)
実現ボラ yz20
20.65%
cc20 17.99% / 2026-09-16 まで
リスクリバーサル RR10
-8.05pt
マイナス=プットが買われている
バタフライ BF10
+2.64pt
高い=テールが厚い
日経225先物(期近)
64,090
前日比 +310 / 現物 64,136(15:30 で終了)

スマイルカーブ(最新)

21%31%41%51%F 63,87250,00063,00076,000
202610(残21日) 202611(残56日)(左がプット・右がコール)

縦の破線が原資産(合成フォワード)の位置。 左に行くほど下方向のプット、右に行くほど上方向のコール。 左が持ち上がっているのは、下げに対する保険が買われているということ。

IVの推移(各立会日の日中セッション終わり)

22.0%27.0%32.1%37.1%08-2709-17
期近ATM 期先ATM 自前VI(30日)

デルタ別IVの時系列(期近)

22.7%32.9%43.2%53.4%08-2709-17
Δ0.50(ATM) プットΔ0.25 プットΔ0.10 コールΔ0.10

SVI曲線から目標デルタちょうどの点を補間して拾っている (上場銘柄をそのまま拾うと、原資産が動いた日に系列が段差になるため)。 Δ0.10 はテール、Δ0.50 はATM。テールとATMの開き方がスキューの動き。
IVの残存は「立会時間」で数えている。暦日で数えると、値段が動かなくても 満期が近づくだけでIVが持ち上がる(とくに金曜→月曜は暦日が3日減るので √(13/10)=1.14倍に見える)。前日比が値段の話だけになるようにしてある。

IV と 実現ボラ — 差がVRP

17.2%22.3%27.4%32.6%08-2709-17
自前VI(30日) 実現ボラ yz20 実現ボラ cc20

実現ボラは確定した引けまでなので、IVより数日遅れる。 cc(終値ベース)と yz(日中レンジも使う)が離れているときは、 日中は静かで寄りで飛んでいるということ。

期間構造の推移

-2.5%1.4%5.3%9.2%08-2709-17
期近 − 期先

プラス=期近が高い(バックワーデーション)=目先のイベントを織り込んでいる。 マイナスに転じたら、それを織り込み終わった合図。

スキューの推移

-12.4%-5.2%2.0%9.3%08-2709-17
RR10 BF10

日次(引け)

日付時刻日経平均期近ATM期先ATM タームRR10BF10自前VI
2026-09-1715:3464,13625.26%25.39%-0.13pt-8.05pt+2.64pt28.29%
2026-09-1615:3463,92326.01%26.29%-0.28pt-9.16pt+2.80pt29.29%
2026-09-1515:3663,48426.70%26.99%-0.29pt-9.58pt+2.65pt29.35%
2026-09-1115:3564,01128.06%27.96%+0.10pt-11.28pt+2.55pt30.51%
2026-09-1015:3465,27124.64%26.50%-1.86pt+8.13pt+0.77pt29.43%
2026-09-0915:3565,14336.33%27.71%+8.62pt-2.33pt+3.27pt30.75%
2026-09-0815:3765,26935.41%28.55%+6.86pt-8.93pt+3.00pt31.73%
2026-09-0715:3566,40027.24%25.22%+2.02pt-1.18pt+1.26pt27.62%
2026-09-0415:3665,02128.11%24.91%+3.20pt-4.26pt+2.07pt27.71%
2026-09-0315:3664,21426.35%24.16%+2.20pt-8.05pt+3.00pt27.07%
2026-09-0215:3564,32627.67%25.33%+2.34pt-9.70pt+3.37pt28.26%
2026-09-0115:3766,21523.85%22.81%+1.03pt-5.92pt+2.80pt25.45%
2026-08-3115:3866,31224.34%23.54%+0.80pt-4.55pt+2.35pt26.26%
2026-08-2815:3866,40625.58%24.80%+0.78pt-5.74pt+2.42pt27.64%
2026-08-2715:3666,13227.08%26.58%+0.50pt-6.98pt+2.57pt29.55%