データ: 2026-09-16 15:34:26

日経225オプション 状況ダイジェスト

相場の状況だけをまとめたもの。建玉・売買の候補は載せていない。

現状の解説

先物は日中安値から一本調子で戻して引けた。 引け(15:34)の先物は 63,780、前日比 +410(+0.65%)。現物は 63,923(+439)。昨夜は寄り直後の 18:18 に 63,030 まで売られたあと、22:04 の 63,820 まで買い戻され、記録の最後(04:05)は 63,380。今日の日中は 10:58 の 63,040 を安値に引けまで戻し、値幅は740ポイント。⚠ こちらの収集は、昨夜 17:00〜17:10 の3本(寄り付きで気配が来ず、17:10 に開き直して復旧)と、04:05 以降(深夜の薄い板)が記録に無い。

10月限の ATM は 26.70% → 26.01%、−0.69pt。2日続けての低下である。 先物が +0.65% 上げているので、傾きが言う値動きの分は −0.32pt、残りは −0.38pt。⚠ 傾きの当てはまりは ATM で r −0.47 と薄く、残りの大きさは目安にとどまる。自前VI(立会)は 29.35% → 29.29% とほぼ動いていない。

昨日の③「プット翼がもう一度伸びるか」は、伸びなかった。 P10 は 34.15 → 33.39%(−0.75)、C10 は 24.57 → 24.23%(−0.33)。RR10 は −9.58 → −9.16 とさらに浅くなり、BF10 は 2.65 → 2.80。⚠ ただし値動きの分を引くと中身は逆で、プット翼の下げはほぼ全部が値動きで説明できる(残り +0.03pt)のに対し、コール翼は残り −0.22pt。今日いくらか売られたのはコール側で、プット翼は相場が戻ったぶん素直に下げただけである。

期間構造(10月ATM − 11月ATM)は −0.29 → −0.28pt で、期先のほうが高い状態が続いている。11月限の ATM は 26.99 → 26.29%(−0.70)と、下げ幅は10月限とほぼ同じ。⚠ 11月限の Δ0.10 プットは、昨夜から当てはめの外挿ではなく実測の値になった(行使価格を 50,000 まで広げたため)。P10・RR10・BF10 の前日比には、相場ではない段差が混じっている。

VRP は +8.36 → +8.39pt(自前VI 29.29% − yz20 20.90%)。IV が 0.69pt 下がったのに VRP がほとんど動かないのは、実現ボラも同じ日に下がったからである(yz20 20.98 → 20.90%)。÷16 の比は 0.57 → 0.61(実際の1日 1.00%、市場が言う1日 1.64%)で、⚠ 実際の1日には今日ぶんの暫定が入っている。翼VRP はコール翼 +7.47pt・プット翼 +15.32pt。⚠ プット翼の数字は昨日の +11.52pt とは比べられない —— 20日窓に今日の暫定(ほぼ値動きゼロ)が「下げた日」として入り、下げた日だけの実現ボラが 22.84% → 18.66% に落ちたためで、翼が割高になったわけではない。

明日以降に見るのは3つ。① 今夜3時の FOMC の結果。 ナイトの最中に出るので、昨日の①はまだ答えが出ていない。結果が織り込みどおりなら、そのあと IV は落ちやすい。② 9/18(金)の日銀(結果 11:30〜12:30・総裁会見 15:30)。10月限の満期(10/9)より前にある。③ 両翼が揃って上がり始めるか。 今日はコール翼が値動き以上に売られ、プット翼は素直に下げた。イベントを通過してもIVが落ちない、あるいは両翼が揃って上がるようなら、局所的なヘッジ需要ではなく面全体のボラ需要に変わった合図である。

解説: 2026-09-16 15:43 記

いまの水準

期近ATM IV(202610・残22日)
26.01%
前日比 -0.69pt
期先ATM IV
26.29%
前日比 -0.70pt
自前VI(30日換算)
29.29%
前日比 -0.06pt
ターム(期近 − 期先)
-0.28pt
コンタンゴ / 前日比 +0.00pt
VRP(自前VI − 実現ボラ)
+8.39pt
前日比 +0.03pt(IV -0.06pt / 実現ボラ -0.08pt)
実現ボラ yz20
20.90%
cc20 21.16% / 2026-09-15 まで
リスクリバーサル RR10
-9.16pt
マイナス=プットが買われている
バタフライ BF10
+2.80pt
高い=テールが厚い
日経225先物(期近)
63,780
前日比 +410 / 現物 63,923(15:30 で終了)

スマイルカーブ(最新)

22%32%42%51%F 63,60150,00063,00076,000
202610(残22日) 202611(残57日)(左がプット・右がコール)

縦の破線が原資産(合成フォワード)の位置。 左に行くほど下方向のプット、右に行くほど上方向のコール。 左が持ち上がっているのは、下げに対する保険が買われているということ。

IVの推移(各立会日の日中セッション終わり)

22.0%27.0%32.1%37.1%08-2609-16
期近ATM 期先ATM 自前VI(30日)

デルタ別IVの時系列(期近)

23.3%33.3%43.4%53.4%08-2609-16
Δ0.50(ATM) プットΔ0.25 プットΔ0.10 コールΔ0.10

SVI曲線から目標デルタちょうどの点を補間して拾っている (上場銘柄をそのまま拾うと、原資産が動いた日に系列が段差になるため)。 Δ0.10 はテール、Δ0.50 はATM。テールとATMの開き方がスキューの動き。
IVの残存は「立会時間」で数えている。暦日で数えると、値段が動かなくても 満期が近づくだけでIVが持ち上がる(とくに金曜→月曜は暦日が3日減るので √(13/10)=1.14倍に見える)。前日比が値段の話だけになるようにしてある。

IV と 実現ボラ — 差がVRP

18.8%23.4%27.9%32.5%08-2609-16
自前VI(30日) 実現ボラ yz20 実現ボラ cc20

実現ボラは確定した引けまでなので、IVより数日遅れる。 cc(終値ベース)と yz(日中レンジも使う)が離れているときは、 日中は静かで寄りで飛んでいるということ。

期間構造の推移

-2.5%1.4%5.3%9.2%08-2609-16
期近 − 期先

プラス=期近が高い(バックワーデーション)=目先のイベントを織り込んでいる。 マイナスに転じたら、それを織り込み終わった合図。

スキューの推移

-12.4%-5.2%2.0%9.3%08-2609-16
RR10 BF10

日次(引け)

日付時刻日経平均期近ATM期先ATM タームRR10BF10自前VI
2026-09-1615:3463,92326.01%26.29%-0.28pt-9.16pt+2.80pt29.29%
2026-09-1515:3663,48426.70%26.99%-0.29pt-9.58pt+2.65pt29.35%
2026-09-1115:3564,01128.06%27.96%+0.10pt-11.28pt+2.55pt30.51%
2026-09-1015:3465,27124.64%26.50%-1.86pt+8.13pt+0.77pt29.43%
2026-09-0915:3565,14336.33%27.71%+8.62pt-2.33pt+3.27pt30.75%
2026-09-0815:3765,26935.41%28.55%+6.86pt-8.93pt+3.00pt31.73%
2026-09-0715:3566,40027.24%25.22%+2.02pt-1.18pt+1.26pt27.62%
2026-09-0415:3665,02128.11%24.91%+3.20pt-4.26pt+2.07pt27.71%
2026-09-0315:3664,21426.35%24.16%+2.20pt-8.05pt+3.00pt27.07%
2026-09-0215:3564,32627.67%25.33%+2.34pt-9.70pt+3.37pt28.26%
2026-09-0115:3766,21523.85%22.81%+1.03pt-5.92pt+2.80pt25.45%
2026-08-3115:3866,31224.34%23.54%+0.80pt-4.55pt+2.35pt26.26%
2026-08-2815:3866,40625.58%24.80%+0.78pt-5.74pt+2.42pt27.64%
2026-08-2715:3666,13227.08%26.58%+0.50pt-6.98pt+2.57pt29.55%
2026-08-2615:3666,26227.52%26.94%+0.58pt-6.82pt+2.26pt30.12%