データ: 2026-09-15 15:36:16

日経225オプション 状況ダイジェスト

相場の状況だけをまとめたもの。建玉・売買の候補は載せていない。

現状の解説

2立会日ぶりの解説。9/14 の日中と、9/14 の夜から今朝 10:25 までは、こちらの収集が止まっていて記録が無い。 以下の「前日比」は 9/11 の引けからの2立会日ぶんである。先物の引け(15:36)は 63,370、9/11 引け比 −460(−0.72%)。現物は 63,484(9/14 の終値は 63,493、−518)。9/11 のナイトは 17:12 の 63,840 を安値に 00:29 の 64,720 まで買われ、64,510 で終えた。今日は記録のある 10:25 以降、11:25 の 63,900 を高値に 14:15 の 63,050 まで売られ、値幅は850ポイント。

10月限の ATM は 28.06% → 26.70%、−1.36pt。 先物(パリティ)は −0.83% と下げたのに、IV は下がった。傾きが言う値動きの分は +0.29pt なので、残りは −1.65pt。⚠ ただし傾きは3翼とも当てはまりが薄く(r −0.36〜−0.51)、残りの大きさは目安にとどまる。下げの大半は 9/11 のナイトに出ていて(ATM −1.80pt、先物 +0.98%)、今日の日中は 25.30% を底に、午後の下げに合わせて 26.70% まで戻している。

先週書いた「プット翼だけが伸びる形」は、いったん巻き戻った。 9/11 引けから P10 は 36.25 → 34.15%(−2.10)、C10 は 24.97 → 24.57%(−0.40)で、落ちたのはプット翼。RR10 は記録上いちばん深かった −11.28 から −9.58 まで浅くなり、BF10 は 2.55 → 2.65。⚠ ただし週を通すと(9/7 引け起点)、値動きの分を引いた P10 の残りはまだ +1.19pt あり、C10 は −0.86pt。プット翼の上乗せは減ったが、消えてはいない。

期間構造(10月ATM − 11月ATM)は +0.10 → −0.29pt。 11月限のほうが高くなった。11月限の ATM は 27.96 → 26.99%(−0.97)で、10月限ほど落ちていない。11月限には 11/3 の米中間選挙と国内の決算発表が入っていて、10月限には入っていない。

VRP は +10.04 → +8.36pt(自前VI 29.35% − yz20 20.98%)。先週の②「縮み始めるか」は、縮んだ。⚠ 今回は両側から縮んでいる —— 9/11 と 9/14 の分が入って yz20 は 20.47 → 20.98%(+0.51) に上がり、自前VIは 30.51 → 29.35%(−1.16)に下がった。それでも +7pt は割っていない。÷16 の比は 0.57(実際の1日 0.95%/日、市場が言う1日 1.68%/日)で、③「1.00 を超えるか」は超えなかった。⚠ 実際の1日は 9/9〜9/15 の窓で、今日の分は暫定。翼VRP はコール翼 +7.43pt・プット翼 +11.52pt だが、⚠ 11月限の Δ0.10 プットは行使価格の下端(55,000)の外にあり、プット側は当てはめの外挿である。

今週見るのは3つ。① 9/17(木)午前3時の FOMC。 利上げをほぼ織り込んでおり、結果はナイトの最中に出る。② 9/18(金)昼の日銀の結果と、15:30 の総裁会見。 どちらも10月限の満期(10/9)より前にある。結果が予想どおりなら、そのあと IV は落ちやすい。③ プット翼がもう一度伸びるか。 RR10 は −9.58 まで戻したが、中東情勢と原油高は残っている。⚠ 両翼が揃って上がり始めたら、局所的なヘッジ需要ではなく面全体のボラ需要に変わった合図である。

解説: 2026-09-15 15:44 記

いまの水準

期近ATM IV(202610・残23日)
26.70%
前日比 -1.35pt
期先ATM IV
26.99%
前日比 -0.97pt
自前VI(30日換算)
29.35%
前日比 -1.16pt
ターム(期近 − 期先)
-0.29pt
コンタンゴ / 前日比 -0.38pt
VRP(自前VI − 実現ボラ)
+8.36pt
前日比 -1.67pt(IV -1.16pt / 実現ボラ +0.52pt)
実現ボラ yz20
20.98%
cc20 23.05% / 2026-09-14 まで
リスクリバーサル RR10
-9.58pt
マイナス=プットが買われている
バタフライ BF10
+2.65pt
高い=テールが厚い
日経225先物(期近)
63,370
前日比 -460 / 現物 63,484(15:30 で終了)

スマイルカーブ(最新)

24%29%34%39%F 63,20655,00065,50076,000
202610(残23日) 202611(残58日)(左がプット・右がコール)

縦の破線が原資産(合成フォワード)の位置。 左に行くほど下方向のプット、右に行くほど上方向のコール。 左が持ち上がっているのは、下げに対する保険が買われているということ。

IVの推移(各立会日の日中セッション終わり)

22.0%27.0%32.1%37.1%08-2509-15
期近ATM 期先ATM 自前VI(30日)

デルタ別IVの時系列(期近)

23.6%33.5%43.4%53.4%08-2509-15
Δ0.50(ATM) プットΔ0.25 プットΔ0.10 コールΔ0.10

SVI曲線から目標デルタちょうどの点を補間して拾っている (上場銘柄をそのまま拾うと、原資産が動いた日に系列が段差になるため)。 Δ0.10 はテール、Δ0.50 はATM。テールとATMの開き方がスキューの動き。
IVの残存は「立会時間」で数えている。暦日で数えると、値段が動かなくても 満期が近づくだけでIVが持ち上がる(とくに金曜→月曜は暦日が3日減るので √(13/10)=1.14倍に見える)。前日比が値段の話だけになるようにしてある。

IV と 実現ボラ — 差がVRP

18.8%23.4%27.9%32.5%08-2509-15
自前VI(30日) 実現ボラ yz20 実現ボラ cc20

実現ボラは確定した引けまでなので、IVより数日遅れる。 cc(終値ベース)と yz(日中レンジも使う)が離れているときは、 日中は静かで寄りで飛んでいるということ。

期間構造の推移

-2.5%1.4%5.3%9.2%08-2509-15
期近 − 期先

プラス=期近が高い(バックワーデーション)=目先のイベントを織り込んでいる。 マイナスに転じたら、それを織り込み終わった合図。

スキューの推移

-12.4%-5.2%2.0%9.3%08-2509-15
RR10 BF10

日次(引け)

日付時刻日経平均期近ATM期先ATM タームRR10BF10自前VI
2026-09-1515:3663,48426.70%26.99%-0.29pt-9.58pt+2.65pt29.35%
2026-09-1115:3564,01128.06%27.96%+0.10pt-11.28pt+2.55pt30.51%
2026-09-1015:3465,27124.64%26.50%-1.86pt+8.13pt+0.77pt29.43%
2026-09-0915:3565,14336.33%27.71%+8.62pt-2.33pt+3.27pt30.75%
2026-09-0815:3765,26935.41%28.55%+6.86pt-8.93pt+3.00pt31.73%
2026-09-0715:3566,40027.24%25.22%+2.02pt-1.18pt+1.26pt27.62%
2026-09-0415:3665,02128.11%24.91%+3.20pt-4.26pt+2.07pt27.71%
2026-09-0315:3664,21426.35%24.16%+2.20pt-8.05pt+3.00pt27.07%
2026-09-0215:3564,32627.67%25.33%+2.34pt-9.70pt+3.37pt28.26%
2026-09-0115:3766,21523.85%22.81%+1.03pt-5.92pt+2.80pt25.45%
2026-08-3115:3866,31224.34%23.54%+0.80pt-4.55pt+2.35pt26.26%
2026-08-2815:3866,40625.58%24.80%+0.78pt-5.74pt+2.42pt27.64%
2026-08-2715:3666,13227.08%26.58%+0.50pt-6.98pt+2.57pt29.55%
2026-08-2615:3666,26227.52%26.94%+0.58pt-6.82pt+2.26pt30.12%
2026-08-2515:3965,85628.84%27.94%+0.91pt-8.00pt+2.62pt31.27%