日経225オプション 状況ダイジェスト
相場の状況だけをまとめたもの。建玉・売買の候補は載せていない。
現状の解説
前日比は −10 ポイント。それなのに、今日は965ポイント動いた。 ナイトは 17:00 の 64,390 から売られて 20:07 に 63,775、そこから明け方にかけて買い戻されて 04:46 に 64,820。日中の寄り(08:49)は 64,680 で、高値は 08:55 の 64,740 —— つまり寄りが天井なのは昨日と同じ。あとはじり安で 14:26 に 63,775、ナイトの安値とぴったり同じ値を二度目に付けた。引け(15:36)は 64,245、前日比 −10(−0.02%)。現物の引けは 64,214(−111)。日足のローソクはほぼ十字になるが、中では往復1,000ポイント近く動いている。
IV は下げた。期近ATMは立会時間の時計で 26.35%、前日引けから −1.32pt。自前VI(30日換算)は 28.26% → 27.07%。日中の形も往復で、11:50 に当日最安の 24.35%、14:26 に当日最高の 27.91%、引けは 26.35%。IV の高値(14:26)と先物の安値(14:26)が同じ1本で付いている。 昨日と一昨日に見えていた「値動きと無関係に IV だけが動く」形ではなく、今日は素直に値動きへ反応した。
翼はプットが戻した。Δ0.10 のプットは 35.90% → 33.38%(−2.51pt)、コールは 26.19% → 25.33%(−0.86pt)、ATM は −1.32pt。下げ幅がいちばん大きいのはプット側。リスクリバーサル RR10 は −9.70 から −8.05 へ 1.65pt 縮んだ。昨日②に置いた「−9.70 から先へ開くか」は外れである。ただし一本調子ではなく、日中の安値を付けた 14:26 には −10.53 まで開いていて、そこから引けにかけて縮んだ。BF10 も 3.37 → 3.00。
期間構造は今日も逆転しなかった。期近 − 期先は日中 76本すべて正で、引けは +2.20pt(前日 +2.34pt)。最大は 14:26 の +3.51pt、最小は 12:44 の +1.11pt。残存は立会 5.01日(満期 9/11)。
VRP は当てたが、理由は正反対だった。昨日①に「実現ボラが入れば +6pt 台に落ち着く」と書いて、実際 +6.94pt(自前VI 27.07% − RV yz20 20.13%)。だが中身は逆である。想定は「実現ボラが 20.20% → 22%前後へ上がる」だったのに、yz20 は 20.13% でほとんど動かなかった。縮んだのは VI が 1.19pt 落ちたから。理由もはっきりしている —— 9/2 の下げは夜のギャップで起き、日中の値幅は 635ポイントしかなかった。日中の高安を使う Yang-Zhang は、あの日をほとんど拾わない。終値どうしで測る cc20 のほうは 22.83% → 25.01% と 2.18pt 上がっている。つまり VRP は、測り方しだいで +6.94pt(yz)にも +2.06pt(cc)にもなる。同じ相場の、同じ売り手のクッションである。
明日から見るのは3つ。① cc と yz のどちらに寄っていくか。夜に飛ぶ日が続くなら cc が正しく、日中で往復する今日のような日が続くなら yz が正しい。② RR10 が −8.05 から。14:26 に −10.53 を付けているので、日中に開いて引けで縮む形が続くのか。③ 今日のような「日足では動かないが中では動く」日が続くか。スライド関係のほうは今日ついに戻った —— ATM が傾き −1.41・相関 −0.61 で「関係が薄い」の判定を抜け、プット側は −4.83・−0.85 とさらに深い。コール側だけが −0.18・−0.09 で死んだまま。下げると IV が上がる、という当たり前の関係が、2週間ぶりに戻っている。
いまの水準
スマイルカーブ(最新)
縦の破線が原資産(合成フォワード)の位置。 左に行くほど下方向のプット、右に行くほど上方向のコール。 左が持ち上がっているのは、下げに対する保険が買われているということ。
IVの推移(各立会日の日中セッション終わり)
デルタ別IVの時系列(期近)
SVI曲線から目標デルタちょうどの点を補間して拾っている
(上場銘柄をそのまま拾うと、原資産が動いた日に系列が段差になるため)。
Δ0.10 はテール、Δ0.50 はATM。テールとATMの開き方がスキューの動き。
IVの残存は「立会時間」で数えている。暦日で数えると、値段が動かなくても
満期が近づくだけでIVが持ち上がる(とくに金曜→月曜は暦日が3日減るので
√(13/10)=1.14倍に見える)。前日比が値段の話だけになるようにしてある。
IV と 実現ボラ — 差がVRP
実現ボラは確定した引けまでなので、IVより数日遅れる。 cc(終値ベース)と yz(日中レンジも使う)が離れているときは、 日中は静かで寄りで飛んでいるということ。
期間構造の推移
プラス=期近が高い(バックワーデーション)=目先のイベントを織り込んでいる。 マイナスに転じたら、それを織り込み終わった合図。
スキューの推移
日次(引け)
| 日付 | 時刻 | 日経平均 | 期近ATM | 期先ATM | ターム | RR10 | BF10 | 自前VI |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 2026-09-03 | 15:36 | 64,214 | 26.35% | 24.16% | +2.20pt | -8.05pt | +3.00pt | 27.07% |
| 2026-09-02 | 15:35 | 64,326 | 27.67% | 25.33% | +2.34pt | -9.70pt | +3.37pt | 28.26% |
| 2026-09-01 | 15:37 | 66,215 | 23.85% | 22.81% | +1.03pt | -5.92pt | +2.80pt | 25.45% |
| 2026-08-31 | 15:38 | 66,312 | 24.34% | 23.54% | +0.80pt | -4.55pt | +2.35pt | 26.26% |
| 2026-08-28 | 15:38 | 66,406 | 25.58% | 24.80% | +0.78pt | -5.74pt | +2.42pt | 27.64% |
| 2026-08-27 | 15:36 | 66,132 | 27.08% | 26.58% | +0.50pt | -6.98pt | +2.57pt | 29.55% |
| 2026-08-26 | 15:36 | 66,262 | 27.52% | 26.94% | +0.58pt | -6.82pt | +2.26pt | 30.12% |
| 2026-08-25 | 15:39 | 65,856 | 28.84% | 27.94% | +0.91pt | -8.00pt | +2.62pt | 31.27% |
| 2026-08-24 | 15:40 | 65,528 | 29.74% | 28.76% | +0.97pt | -9.38pt | +3.28pt | 31.97% |
| 2026-08-21 | 15:38 | 66,016 | 31.01% | 29.69% | +1.32pt | -10.25pt | +3.04pt | 33.46% |
| 2026-08-20 | 15:35 | 66,217 | 31.35% | 29.99% | +1.36pt | -10.59pt | +3.12pt | 34.12% |
| 2026-08-19 | 15:40 | 65,326 | 33.78% | 31.75% | +2.04pt | -11.91pt | +3.40pt | 36.52% |