日経225オプション 状況ダイジェスト
相場の状況だけをまとめたもの。建玉・売買の候補は載せていない。
現状の解説
先物は −534 の続落。それでも IV は朝のうちに大きく下がり、プットもコールもそろって前日より低く引けた。ただし最後の20分の下げで、ATM は 0.9pt 戻して終わった。 11月限のフォワードは 62,746 → 62,212(−534、−0.85%)。ナイトは 62,542 で始まり、17:19 の 62,755 が高値、22:16 の 62,054 が安値で、62,581 で終えた。日中は 62,382 で始まり、09:30 に 62,874 の高値をつけたあと下げ、15:36 の 62,212 が安値で、そのまま引けた(日中の幅 662)。
11月限の ATM は 34.17% → 33.25%、−0.91pt。 自前VI(立会時間の時計)は 37.52% → 36.20%。日中の流れは3つに分かれた。① 08:50〜09:24 の30分あまりで、ATM は 34.64% から 31.14% まで 3.5pt 下がった。② そのあと 15:16 までは 31.6〜32.5% の幅で上下し、先物が下げると少し上がり、戻すと下がる往復を続けた。③ 15:16 からの20分で先物が約 −300 下げ、ATM は 32.32% → 33.25% と 0.9pt 上がって引けた。
前日比では、プットもコールも下がった。 11月限の固定行使価格・立会時間の時計で、前日比:
- P62,000 −1.27 / P60,000 −1.38 / P58,000 −1.39 / P56,000 −1.39
- C68,000 −1.12 / C70,000 −0.95 / C72,000 −0.58 / C75,000 −0.18
ファープット(P50,000〜54,000)の平均は 51.70% → 50.27%(−1.43pt)。コールは ATM に近い行使価格ほど大きく下がり、遠いコールはほとんど動かなかった。プットとコールの差(25デルタのリスクリバーサル)は −6.64 → −6.67 とほぼ変わらず、プットもコールも同じくらい下がった。
P56,000 の一日。 ナイトの終わりが 44.55%(夜の高値は 19:01 の 45.45%)、日中の寄りが 44.27%、10:53 に 40.99% の安値、引けは 42.44%。朝の下げで前週末の上昇分はほぼ消え、10月19〜20日の引け(42.11%・43.38%)の間まで下がった。最後の20分の下げでは、安値から 1.5pt 戻している。
12月限も同じ向きに下がった。 12月限の ATM は 31.08% → 30.56%(−0.53pt)。P56,000 −1.13、P60,000 −1.08、コールは −0.4〜−0.7。期間構造(11月ATM − 12月ATM)は +3.08pt → +2.70pt と縮んだ。期近のほうが大きく下がった。
VRP は 14.98pt(自前VI 36.20% − yz20 21.22%)。
前回挙げた3つの答え合わせ。 ①「週明けも、11月限のプットの IV が下がり続けるか」は、下がり続けた。 ナイトでいったん上がったが(P56,000 は 45.45% まで)、朝に大きく下がり、引けは 42.44% と前日(43.83%)を下回った。②「コール側の上昇が続くか」は、続かなかった。 C68,000〜72,000 は −0.6〜−1.1pt で、プットと同じ向きに下がった。③「11月限と12月限のプットのずれが、どちらに寄るか」は、12月限が11月限に寄った。 前日に上がった12月限のプットも今日は −1.1pt 前後下がり、11月限(−1.4pt)と同じ向きになった。
次に見るのは3つ。① 最後の20分の上昇が、夜に続くか。 引けの ATM 33.25% は、日中の往復の幅(31.6〜32.5%)の上に出ている。② 大きな予定の前で、IV が下がりにくくなるか。 今週は米国の金融政策の結果(日本時間 10/29 未明)と、日銀の会合(10/29〜30)が続く。③ P56,000 がどちらへ向かうか。 引けの 42.44% から、前週末の引け(43.83%)へ戻るのか、日中の安値(40.99%)へ向かうのか。
いまの水準
スマイルカーブ(最新)
縦の破線が原資産(合成フォワード)の位置。 左に行くほど下方向のプット、右に行くほど上方向のコール。 左が持ち上がっているのは、下げに対する保険が買われているということ。
IVの推移(各立会日の日中セッション終わり)
デルタ別IVの時系列(期近)
SVI曲線から目標デルタちょうどの点を補間して拾っている
(上場銘柄をそのまま拾うと、原資産が動いた日に系列が段差になるため)。
Δ0.10 はテール、Δ0.50 はATM。テールとATMの開き方がスキューの動き。
IVの残存は「立会時間」で数えている。暦日で数えると、値段が動かなくても
満期が近づくだけでIVが持ち上がる(とくに金曜→月曜は暦日が3日減るので
√(13/10)=1.14倍に見える)。前日比が値段の話だけになるようにしてある。
IV と 実現ボラ — 差がVRP
実現ボラは確定した引けまでなので、IVより数日遅れる。 cc(終値ベース)と yz(日中レンジも使う)が離れているときは、 日中は静かで寄りで飛んでいるということ。
期間構造の推移
プラス=期近が高い(バックワーデーション)=目先のイベントを織り込んでいる。 マイナスに転じたら、それを織り込み終わった合図。
スキューの推移
日次(引け)
| 日付 | 時刻 | 日経平均 | 期近ATM | 期先ATM | ターム | RR10 | BF10 | 自前VI |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 2026-10-26 | 15:36 | 62,190 | 33.25% | 30.56% | +2.70pt | -14.49pt | +3.65pt | 36.20% |
| 2026-10-23 | 15:32 | 62,693 | 34.17% | 31.08% | +3.08pt | -15.16pt | +3.69pt | 37.52% |
| 2026-10-22 | 15:39 | 62,908 | 33.32% | 30.35% | +2.97pt | -17.88pt | +5.11pt | 37.50% |
| 2026-10-21 | 15:34 | 64,621 | 30.62% | 28.97% | +1.65pt | -15.01pt | +4.34pt | 34.83% |
| 2026-10-20 | 15:34 | 64,075 | 31.37% | 29.23% | +2.14pt | -16.05pt | +4.66pt | 35.76% |
| 2026-10-19 | 15:37 | 64,917 | 29.70% | 28.25% | +1.45pt | -13.93pt | +4.16pt | 33.99% |
| 2026-10-16 | 15:38 | 65,324 | 28.67% | 27.73% | +0.94pt | -12.74pt | +3.89pt | 32.97% |
| 2026-10-15 | 15:35 | 64,426 | 32.37% | 29.35% | +3.02pt | -16.44pt | +4.55pt | 37.65% |
| 2026-10-14 | 15:38 | 67,744 | 24.60% | 24.92% | -0.31pt | -8.10pt | +2.64pt | 27.67% |
| 2026-10-13 | 15:34 | 67,778 | 26.02% | 25.67% | +0.35pt | -9.47pt | +2.84pt | 29.19% |
| 2026-10-12 | 15:38 | 69,031 | 24.08% | 24.71% | -0.63pt | -7.07pt | +2.15pt | 26.37% |
| 2026-10-09 | 15:38 | 69,031 | 24.44% | 24.96% | -0.52pt | -6.85pt | +2.31pt | 26.92% |
| 2026-10-08 | 15:39 | 69,042 | 25.98% | 25.97% | +0.01pt | -7.75pt | +2.45pt | 28.56% |
| 2026-10-07 | 15:35 | 70,036 | 28.61% | 25.59% | +3.02pt | -1.28pt | +2.75pt | 28.35% |
| 2026-10-06 | 15:38 | 70,684 | 26.20% | 25.93% | +0.28pt | +0.87pt | +1.75pt | 28.36% |