データ: 2026-10-26 15:36:40

日経225オプション 状況ダイジェスト

相場の状況だけをまとめたもの。建玉・売買の候補は載せていない。

現状の解説

先物は −534 の続落。それでも IV は朝のうちに大きく下がり、プットもコールもそろって前日より低く引けた。ただし最後の20分の下げで、ATM は 0.9pt 戻して終わった。 11月限のフォワードは 62,746 → 62,212(−534、−0.85%)。ナイトは 62,542 で始まり、17:19 の 62,755 が高値、22:16 の 62,054 が安値で、62,581 で終えた。日中は 62,382 で始まり、09:30 に 62,874 の高値をつけたあと下げ、15:36 の 62,212 が安値で、そのまま引けた(日中の幅 662)。

11月限の ATM は 34.17% → 33.25%、−0.91pt。 自前VI(立会時間の時計)は 37.52% → 36.20%。日中の流れは3つに分かれた。① 08:50〜09:24 の30分あまりで、ATM は 34.64% から 31.14% まで 3.5pt 下がった。② そのあと 15:16 までは 31.6〜32.5% の幅で上下し、先物が下げると少し上がり、戻すと下がる往復を続けた。③ 15:16 からの20分で先物が約 −300 下げ、ATM は 32.32% → 33.25% と 0.9pt 上がって引けた。

前日比では、プットもコールも下がった。 11月限の固定行使価格・立会時間の時計で、前日比:

ファープット(P50,000〜54,000)の平均は 51.70% → 50.27%(−1.43pt)。コールは ATM に近い行使価格ほど大きく下がり、遠いコールはほとんど動かなかった。プットとコールの差(25デルタのリスクリバーサル)は −6.64 → −6.67 とほぼ変わらず、プットもコールも同じくらい下がった。

P56,000 の一日。 ナイトの終わりが 44.55%(夜の高値は 19:01 の 45.45%)、日中の寄りが 44.27%、10:53 に 40.99% の安値、引けは 42.44%。朝の下げで前週末の上昇分はほぼ消え、10月19〜20日の引け(42.11%・43.38%)の間まで下がった。最後の20分の下げでは、安値から 1.5pt 戻している。

12月限も同じ向きに下がった。 12月限の ATM は 31.08% → 30.56%(−0.53pt)。P56,000 −1.13、P60,000 −1.08、コールは −0.4〜−0.7。期間構造(11月ATM − 12月ATM)は +3.08pt → +2.70pt と縮んだ。期近のほうが大きく下がった。

VRP は 14.98pt(自前VI 36.20% − yz20 21.22%)。

前回挙げた3つの答え合わせ。 ①「週明けも、11月限のプットの IV が下がり続けるか」は、下がり続けた。 ナイトでいったん上がったが(P56,000 は 45.45% まで)、朝に大きく下がり、引けは 42.44% と前日(43.83%)を下回った。②「コール側の上昇が続くか」は、続かなかった。 C68,000〜72,000 は −0.6〜−1.1pt で、プットと同じ向きに下がった。③「11月限と12月限のプットのずれが、どちらに寄るか」は、12月限が11月限に寄った。 前日に上がった12月限のプットも今日は −1.1pt 前後下がり、11月限(−1.4pt)と同じ向きになった。

次に見るのは3つ。① 最後の20分の上昇が、夜に続くか。 引けの ATM 33.25% は、日中の往復の幅(31.6〜32.5%)の上に出ている。② 大きな予定の前で、IV が下がりにくくなるか。 今週は米国の金融政策の結果(日本時間 10/29 未明)と、日銀の会合(10/29〜30)が続く。③ P56,000 がどちらへ向かうか。 引けの 42.44% から、前週末の引け(43.83%)へ戻るのか、日中の安値(40.99%)へ向かうのか。

解説: 2026-10-26 15:47 記

いまの水準

期近ATM IV(202611・残17日)
33.25%
前日比 -0.91pt
期先ATM IV
30.56%
前日比 -0.53pt
自前VI(30日換算)
36.20%
前日比 -1.32pt
ターム(期近 − 期先)
+2.70pt
バックワーデーション / 前日比 -0.39pt
VRP(自前VI − 実現ボラ)
+14.98pt
前日比 -1.87pt(IV -1.32pt / 実現ボラ +0.55pt)
実現ボラ yz20
21.22%
cc20 29.26% / 2026-10-23 まで
リスクリバーサル RR10
-14.49pt
マイナス=プットが買われている
バタフライ BF10
+3.65pt
高い=テールが厚い
日経225 11月限フォワード
62,212
前日比 -534 / 同限月の先物 62,210 / 現物 62,190(15:30 で終了)

スマイルカーブ(最新)

21%44%67%89%F 62,21240,00062,50085,000
202611(残17日) 202612(残45日)(左がプット・右がコール)

縦の破線が原資産(合成フォワード)の位置。 左に行くほど下方向のプット、右に行くほど上方向のコール。 左が持ち上がっているのは、下げに対する保険が買われているということ。

IVの推移(各立会日の日中セッション終わり)

23.3%28.3%33.4%38.5%10-0610-26
期近ATM 期先ATM 自前VI(30日)

デルタ別IVの時系列(期近)

22.1%31.3%40.5%49.7%10-0610-26
Δ0.50(ATM) プットΔ0.25 プットΔ0.10 コールΔ0.10

SVI曲線から目標デルタちょうどの点を補間して拾っている (上場銘柄をそのまま拾うと、原資産が動いた日に系列が段差になるため)。 Δ0.10 はテール、Δ0.50 はATM。テールとATMの開き方がスキューの動き。
IVの残存は「立会時間」で数えている。暦日で数えると、値段が動かなくても 満期が近づくだけでIVが持ち上がる(とくに金曜→月曜は暦日が3日減るので √(13/10)=1.14倍に見える)。前日比が値段の話だけになるようにしてある。

IV と 実現ボラ — 差がVRP

18.1%25.0%31.9%38.8%10-0610-26
自前VI(30日) 実現ボラ yz20 実現ボラ cc20

実現ボラは確定した引けまでなので、IVより数日遅れる。 cc(終値ベース)と yz(日中レンジも使う)が離れているときは、 日中は静かで寄りで飛んでいるということ。

期間構造の推移

-0.9%0.5%1.9%3.3%10-0610-26
期近 − 期先

プラス=期近が高い(バックワーデーション)=目先のイベントを織り込んでいる。 マイナスに転じたら、それを織り込み終わった合図。

スキューの推移

-19.3%-10.7%-2.1%6.5%10-0610-26
RR10 BF10

日次(引け)

日付時刻日経平均期近ATM期先ATM タームRR10BF10自前VI
2026-10-2615:3662,19033.25%30.56%+2.70pt-14.49pt+3.65pt36.20%
2026-10-2315:3262,69334.17%31.08%+3.08pt-15.16pt+3.69pt37.52%
2026-10-2215:3962,90833.32%30.35%+2.97pt-17.88pt+5.11pt37.50%
2026-10-2115:3464,62130.62%28.97%+1.65pt-15.01pt+4.34pt34.83%
2026-10-2015:3464,07531.37%29.23%+2.14pt-16.05pt+4.66pt35.76%
2026-10-1915:3764,91729.70%28.25%+1.45pt-13.93pt+4.16pt33.99%
2026-10-1615:3865,32428.67%27.73%+0.94pt-12.74pt+3.89pt32.97%
2026-10-1515:3564,42632.37%29.35%+3.02pt-16.44pt+4.55pt37.65%
2026-10-1415:3867,74424.60%24.92%-0.31pt-8.10pt+2.64pt27.67%
2026-10-1315:3467,77826.02%25.67%+0.35pt-9.47pt+2.84pt29.19%
2026-10-1215:3869,03124.08%24.71%-0.63pt-7.07pt+2.15pt26.37%
2026-10-0915:3869,03124.44%24.96%-0.52pt-6.85pt+2.31pt26.92%
2026-10-0815:3969,04225.98%25.97%+0.01pt-7.75pt+2.45pt28.56%
2026-10-0715:3570,03628.61%25.59%+3.02pt-1.28pt+2.75pt28.35%
2026-10-0615:3870,68426.20%25.93%+0.28pt+0.87pt+1.75pt28.36%